これまでも、これからも

るなは目を覚まさなかった

私は毎日病院に通って、るなに話しかけた

毎日、その日の出来事をるなに話した

早く、目を覚ますといいな

るなが目を覚まさなくなってから、一週間が経った

私はいつも通り、るなの病室に足を運んだ

病室のドアを開けると、信じられない光景があった

それは

本を読んでる、るなの姿があったからだ

私はスクールバッグを放り投げて、 るなの元へと駆け寄った

るなはびっくりしながらも、私の頭を撫でてくれた

私は落ち着いた後、もう一度るなに しっかりとあやまった

るなは、しばらく黙り込んでいた

顔を上げると、るなが笑顔で私を見ていた

るなが優しい声で言った

私たちは抱き合った

その時、病室の窓から見える太陽が、 少し嬉しそうに見えた