私はここの世界の住人でないということを証明するために私の知っている限りの警察学校時代の話をしていった
コンビニ強盗のこと、暴走車両を止めたこと、ヒロの両親を殺めた犯人の逮捕など
伊達航
本当に一部始終知ってるんだな

降谷零
ネットやテレビにもでてない出来事を知ってるみたいだからな……

諸伏景光
じゃあ○○がいた世界ではここの世界の元ネタみたいなのがあったんだね?

○○
そう、

○○
私が元いたところでは“ここの世界”は漫画だったの……いわゆる2次元ってやつ

松田陣平
……異世界転生ってやつか

萩原研二
じんぺーちゃん、そんなこと知ってるの!?

松田陣平
あ゛?部署のやつがアニメがどーとか言ってたの覚えてたんだよ

萩原研二
まぁ、話の内容からほんとなのはちゃんとわかったし……

萩原研二
ここからが本題、ここが2次元…漫画の世界だったとしてもなんで○○がこんな俺らのことを助けようとしてくれてるの?

萩原研二
命まで張ってさ

○○
……だから

降谷零
……?

諸伏景光
ごめん、聞き取れなかった

○○
(あぁ、もうっ!!)

○○
け、警察学校組が推しだからだよ!//

○○
その漫画の中のキャラだと!!

多分……過去一顔が真っ赤になったと思う。あっつすぎる
○○
(好きバレならぬ推しバレってなんだよ、!)

萩原研二
俺らが……○○ちゃんの推しだったの、?

○○
そうだよ……!?

ふと目の前に座っていた5人を見ると伊達さんは照れるように笑い、他の4人は顔を真っ赤にしていた
降谷零
そ、そうなのか……

○○
……ふはっ笑

松田陣平
おい、

○○
いや、みんな顔赤いし零とかじんぺーは普段動揺しても分かりにくいのに

○○
こんな……笑、分かりやすくなるんだ笑

○○
……少し話戻すけど、

○○
少し話を知ってるからみんなの未来も分かるし

○○
自分割とリアコよりかもしれなくて……推しのためなら命かけれちゃうから

○○
だからずっと助け続けてるんだよ

○○
だけど……潜入捜査は想定外で、汚れ仕事も信頼関係を作る上でこなす必要があった

○○
メリットとデメリット両方あったけどデメリットが大きすぎて精神にかなり来てた

○○
……それを今まで見て見ぬふりをしてきた

伊達航
自分が事故にあって混乱してる中誰かを助けようなんて考えるのはすげぇよ

降谷零
……潜入捜査の件は俺ももう少し話を聞いていれば、

○○
いやいや、今みんなこうやって聞いてくれているじゃん!

○○
少し楽になったよ笑

諸伏景光
まぁ、2人が助けられたなら一旦一安心だし○○ちゃんの隠してた事も分かったし

○○
……実はまだあるんだよ

萩原研二
え、?

○○
今年の12月7日にヒロ、来年の2月7日に伊達さんが亡くなってるの
