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真一郎
ｯ、……頼む…
マイキー
はぁ、はぁっ、シンイチロー!
エマ
姫花乃は!?
真一郎
今手術中だ…
真一郎
…落ち着け、
マイキー
落ち着けって、そんなｯ
真一郎
姫花乃は
真一郎
俺らを置いてかねぇよ…
マイキー
……
真一郎
あいつは、言ったことは守る
マイキー
…
真一郎
ワカのお嫁さんになるって、言ってたろ笑 ﾆｺ
マイキー
…うん
エマ
真にい…
真一郎
おいで
ｷﾞｭ
エマ
姫花乃、助かるよね…
真一郎
あぁ
真一郎
大丈夫。ｷﾞｭ(震)
マイキー
…震えてるくせに。ﾎﾞｿ
マイキー
強がり
真一郎
万次郎もだろ
マイキー
…ｷﾞｭ(手を握る)
大切な人の死なんて､受け入れられるわけない。
真一郎
…頼む…おいてくな…
ﾊﾟﾁﾝ
真一郎
！
医師
佐野さんですか
真一郎
はい、
医師
姫花乃さんは…
医師
一命を､取り留めました。
真一郎
!本当ですか!
マイキー
生きてるの…?
エマ
(泣)
真一郎
あぁ、…よかった…
医師
ただ、すぐに目覚めるかどうかまでは…
真一郎
…、分かりました、ありがとうございます。
医師
病室は0130室になります
真一郎
ありがとうございます
医師
いえ
真一郎
万次郎、行くぞ
マイキー
うん…
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
真一郎
…姫花乃…
マイキー
姫花乃、、?
エマ
…ｯ姫花乃…
そこには､頭が見えないほど包帯で巻かれている、痛々しい姿の姫花乃がいた。
真一郎
ｯ､俺が…気づかなかったから、っ
マイキー
…シンイチローのせいじゃないよ
真一郎
…
マイキー
姫花乃は、そう言う
真一郎
…そう、だな…
ﾀｯﾀｯﾀｯ
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
イザナ
姫花乃!!
真一郎
?!イザナ
イザナ
ぁ…(やらかした…)
イザナ
(いや、今は姫花乃だ)
イザナ
姫花乃はっ
真一郎
落ち着け、大丈夫
真一郎
一命は取り留めた
イザナ
…よかっ、た…
真一郎
つか、なんで知ってんだ？
イザナ
…(実はあの後心配で少しつけてたとか言えない…)
イザナ
まぁ、いろいろ
マイキー
兄貴…
イザナ
俺はお前の兄貴じゃない
マイキー
…
真一郎
今は喧嘩すんなよ
真一郎
もうそろそろ、ワカも来るだろ…
マイキー
うん…
ﾄﾞﾝｯ(勢いよくドアを開ける)
ワカ
真ちゃん!!姫花乃は?!
真一郎
ここ
ワカ
…っ
真一郎
大丈夫だ、一命は取り留めた
ワカ
……(よかった、、)
真一郎
そんな焦って、やっぱ姫花乃のことs
ワカ
違ぇ
真一郎
え〜
ワカ
真ちゃんは呑気だな
真一郎
うん、姫花乃は俺らを置いていかない
ワカ
…
ｺﾝｺﾝ
医師
失礼します
医師
そろそろ面会時間終了になります。
医師
夜も遅いので…
真一郎
分かりました。ありがとうございます
真一郎
みんな、帰るぞ
ワカ
あぁ
マイキー
うん
エマ
はい
イザナ
…姫花乃…
真一郎
イザナ
イザナ
…うん
帰宅
真一郎
万次郎とエマは寝た
ワカ
…
真一郎
ワカ、めっちゃ焦ってたなw
ワカ
悪いかよ
真一郎
いや
真一郎
俺は正直嬉しかった
ワカ
なんで真ちゃんが嬉しいんだよ
真一郎
何にも興味無さそうなワカが、
真一郎
あんな必死に心配してんだから
ワカ
…そりゃ、ちっせぇ頃からの知り合いだ
ワカ
少しは焦る
真一郎
へ〜?
真一郎
それだけ?
ワカ
は？なんだよ
真一郎
あれ、姫花乃がみたらどう思うだろうな〜
ワカ
何が言いたいわけ
真一郎
姫花乃は、ワカの事諦めてないから
ワカ
…
真一郎
あの光景見たら恥ずかしがりそうだなって〜
ワカ
…
真一郎
ワカは姫花乃の事好きじゃないの？
ワカ
…あいつは俺と7歳も歳が違う
ワカ
手、出したら犯罪だろ
真一郎
へ〜
真一郎
じゃあそうじゃなかったら断んなかったんだ？
ワカ
おう
真一郎
…
真一郎
まじで？
ワカ
なに
真一郎
年齢の問題だったか…
ワカ
何が言いたいの
真一郎
姫花乃、自分がワカとつり合わないからって、子供っぽいからだって言ってた
ワカ
…姫花乃は姫花乃だろ
ワカ
子供っぽいとかどうでもいいワ
真一郎
かっけぇこと言うな
ワカ
なんでだよ
真一郎
ま、結局は気持ち次第だ
真一郎
さっさとしねぇと取られるぞ
ワカ
は？誰に
ワカ
姫花乃は俺が好きだろ
真一郎
最近、周りの男が姫花乃にいいよってる
ワカ
あ？
真一郎
いや〜俺の妹流石
真一郎
モテモテだなぁ
ワカ
…殺す
真一郎
怖
ワカ
姫花乃に手出したやつは殺す
真一郎
じゃ、さっさと自分のにしないとな
ワカ
…分かってる
3週間後
姫花乃
…
姫花乃
ん……
姫花乃
ぅ…
姫花乃
どこ…ここ、
姫花乃
…ﾋﾞｸｯ､
姫花乃
え、な、…なんで…
NEXT ｰ ♡ 300 ~
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