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あの頃から
私は今の私になった
闇
それは突然現れ
私を導いていく
先の見えない
真っ暗な
隧道
に
其の隧道の入口に入ったのは
私が自分の異能に 気づいたことだった
ある日私はあの場所に呼ばれた
というより
連れてかれていた (導かれていた)
彼奴
彼奴
彼奴
君と与謝野君
は別だ
その時の悍ましい空気に
私は耐えていた
あきちゃんがそうしたように
そして私とあきちゃんは
離れ離れになった
その後の私は
何してたんだろうか
唯､ﾎﾞｰｯﾄ座っていた様な
そこからが曖昧だ
自分の記憶に 靄が掛かったように
唯処々わかるような気もする
ﾋﾞｸｯ
奏多
奏多
奏多
又もや知らない場所
しかも今度は寝具の上
何か絶対裏がある
奏多
奏多
此奴だ
森
私を闇の隧道へ導いた人
奏多
奏多
こんなに殺気めいたのも
憎悪を抱いたのも
あの時以来だ
私は持っていたｶｯﾀｰの刃を
彼奴の首に突きつけた
だが私はそれ以上しなかった
彼奴も私の首に 手術刃を突きつけたから
奏多
奏多
奏多
奏多
また
君の力
が必要だ
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