主
主
主
主
主
主
初兎攻め アニキ受け アニキ視点で進みます。 場面がころころ変わりますので画面酔いなどにお気を付けください。 nmmnの意味が分からない方は閲覧をお控えください。 地雷さんばいばい。
俺は初兎が好きだ。 勿論恋愛的な意味で。 一目惚れ、というやつだ。 何人かの歌い手たちでコラボして出したあの曲。 あの時も初兎はラップを独自に取り入れ自身の強みとアピールを最大限にしていた。 あれを聞いた瞬間、俺はあいつの虜になった。
悠佑
今日も初兎のラップ風にアレンジされた歌ってみたを聞く。 最早その行動は俺のルーティン、日常の一環、その日のやる気スイッチとなっていた。
悠佑
時計を確認してポツリ、呟く。 今日は今後のいれいすのための簡単な会議がある日である。 俺はいつも通り早く着いていたため時間つぶし兼、ルーティンをこなしていた。
ガチャリ、とドアノブがひねられる音とともに人が入ってくる。
ないこ
やはり一番はないこか。
ないこ
悠佑
ないこ
まあこの会話から分かるようにないこは俺が初兎のことを好きなのを知っている。 バレた時メンバーだし何より男だしで軽蔑されると思っていたら応援するよ~と軽く言われて少し拍子抜けした記憶はまだ新しい。 それからは事あるごとに付き合えばいいとかお似合いだとか初兎も断ることはないと茶化しているのか応援しているのかわからない言葉を送ってくれる。
悠佑
ないこ
悠佑
まだ何か言いたげなないこをよそにドアが開き、メンバーも揃ってきたため会話は打ち切られ会議のための真剣な気持ちに切り替えた。
ないこ
会議が始まってから時計の針はすでに二周していて、会議もいよいよ大詰め、終盤に差し掛かったところで、十五分の休憩が取られた。
悠佑
そう言って立ち上がったら初兎も俺も、と言って俺に続く形となった。 ……え? つまりこれってトイレ行くまで初兎と二人きりになるってこと? ちらりとないこの方へヘルプも求めて視線を送ると星が飛ばん勢いでウィンクされた。
あいつ…!
初兎
悠佑
俺は内心の焦りを悟らせないように返事をした。
その後、まあ何もなくトイレを済ませ特に話すこともないため無言で二人、会議室に戻っていた。 思い返せば初兎と二人きりになることはあまりなかったかもしれない。 緊張する。 ちらりと初兎の横顔を盗み見する。 整っているな、と素直に感心してしまう。 この顔であのバチバチのラップができるのだからリスナーとしてはたまったものじゃないだろう。 それに比べて俺は…
初兎
悠佑
ぐるぐると考え事をしていたら急に大きな声を出されて反応が遅れる。 ふわっと体が浮く感じにぞわりとする。 あ、やば、おちる、
ドガッ、という鈍い音がして遅れて背中に痛みが走る。 固く閉じていた眼を恐る恐る開けると
悠佑
初兎
目の前には初兎がいた。 手首から血圧の圧迫されるような痛さがする。 咄嗟に掴んで助けてくれたのか
初兎
悠佑
初兎
悠佑
そう、今俺は初兎に押し倒されたような形で助けられた。 事故とはいえこんなん俺の心臓が持たん。
初兎
ぱっとどいてくれる初兎に少しの寂しさを感じながら立ち上がろうとする。
悠佑
初兎
悠佑
足を痛めてしまったのかうまく立ち上がれないでいると初兎が手を差し伸べてくれた。 その手につかまって何とか立ち上がる。
初兎
悠佑
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらもこの状況が続けばいいのにと、密かに思ってしまう俺は本当にダメな奴かもしれない。
会議室に戻った俺たちは当然何があったのか質問攻めにされ、会議はいったん中止となってしまった。
悠佑
ないこ
悠佑
強制帰宅になった俺は初兎に念のため、と言われタクシーで送ってもらうことになり会議室を後にした。
ないこ
会議室にひとつ、ため息が漏れた。
主
主
主
主
主
主
主
コメント
2件
すんごい続気になる…
えっと続きはないのでしょうか、、、?