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俺と横原先輩

影山拓也

飛部高校の新1年生 サッカー部 椿泰我とは中学の時からの親友

横原悠毅

飛部高校の新2年生 野球部

基俊介

飛部高校の新2年生 生徒会に所属 横原悠毅と同じクラスで友達

椿泰我

飛部高校の新1年生 ダンス部 兼 写真同好会 影山拓也の親友

影山拓也

うっわ!もうこんな時間

お母さん

今日の入学式行けなくてごめんね

影山拓也

全然良いよ笑

お母さん

気をつけて行くのよ!

影山拓也

はーい笑

影山拓也

いってきます!

影山拓也

ん?椿くんからだ

遅刻なんて珍しいな〜

今日から俺は高校生になる

影山拓也

桜きれ〜

自転車を止めて 綺麗に散る桜を眺めた

影山拓也

帰り椿くんに撮ってもらお

椿泰我

かげーーー!

影山拓也

あ椿くん!

椿泰我

ごめんごめんやっと追いついた

影山拓也

めっちゃ汗ダクダクじゃん笑笑

椿泰我

いやもうすっ飛ばしてきたからね

影山拓也

椿くんが遅れるって珍しいよな〜笑

椿泰我

ちょっと髪のセットに時間かかっちゃってさ、どう?

影山拓也

めっちゃいいじゃん!似合ってる!

椿泰我

ほんと??!

椿泰我

ねぇ今度セットの仕方教えてくんない?

影山拓也

全然いいよ笑

影山拓也

俺もあんま上手くないけどね笑

影山拓也

てか時間やばくない??笑

椿泰我

ほんとだやば!行こ!!

俺たちはまた自転車を漕ぎ始める

すると

前から同じ制服を着た男子が歩いてきた

影山拓也

っ……

椿泰我

おい急に止まんなよ!

少し俯きながら歩く彼は 赤いイヤホンをしていて 俺はその姿から目を離せなかった

椿泰我

かげ、どうした?

影山拓也

いや、イヤホンが……

椿泰我

ん?イヤホン?

影山拓也

ううん何でもない!

椿泰我

まじで急がないと初日から遅刻だよ!

影山拓也

やばい!!飛ばすぞっ!!!

今帰ってるってことは、 あの人は先輩なのかな……

そんなことを思いながら、 俺たちは学校へと急いだ

あれから月日は経ち 2学期になった

影山拓也

いっただっきやーす!

椿泰我

いただきまーす!

影山拓也

唐揚げうま〜!

椿くんと屋上で昼ご飯を食べることが 日課となっていた

影山拓也

あ〜恋してぇ

椿泰我

なに急に笑

影山拓也

いやだって俺、この夏サッカーしかしてないよ!!!

影山拓也

恋とかしたくない???

椿泰我

まぁね〜

椿泰我

かげは好きな人とかいないの?

影山拓也

いないかな〜

影山拓也

この人だ!っていう人がいないんだよね

椿泰我

別に急いで作らなくてもいいんじゃない?

影山拓也

まぁそうだけど

影山拓也

椿くんは好きな人いるの?

椿泰我

え?まぁ

影山拓也

え!!嘘でしょ??!

影山拓也

いるの??!!

椿泰我

いるっていうか……

椿泰我

もう付き合ってる

影山拓也

は??!

影山拓也

聞いてない!!!

椿泰我

シー!あなた声でかいのよ笑

影山拓也

えいつから?!!

椿泰我

夏休みかな

影山拓也

夏休みのいつよ

椿泰我

え、キレてる?笑笑

影山拓也

キレてないキレてない笑笑

影山拓也

キレてないけどいつ?

椿泰我

夏祭りの後かな

影山拓也

あ〜だから俺が誘っても遊んでくれなかったんだ

椿泰我

それはごめんって笑

影山拓也

そっか〜

影山拓也

椿くんにも来たか〜春が

椿泰我

なんか鼻につく言い方だな笑笑

影山拓也

先越されたぁぁぁあ

椿泰我

笑笑笑

椿泰我

かげにも来るって!春が!笑

影山拓也

うわぁーー笑笑

親友の椿くんに彼女が出来た

まさか椿くんに先越されるとは 正直悔しい……

影山拓也

よし!俺も新しい出会い探すぞぉー!!

椿泰我

おー頑張れー!

影山拓也

ただいま〜

今日は部活が休みで 早く帰ってこれた

影山拓也

久しぶりにAPEXでもやろっかな〜

影山拓也

あ基先輩だ

基俊介

タク〜久しぶり!

基俊介

タクって飛部高校なん?

影山拓也

お久しぶりです!

影山拓也

とべ高っす!

基俊介

お!じゃあまた俺の後輩じゃん!笑

基先輩は中学の時に 俺を可愛がってくれた面白い先輩

影山拓也

まじすか?!

影山拓也

基先輩、もっと良いところ行ったのかと思ってました!

基俊介

家から1番近いところ選んだからね笑

基俊介

遠くの学校に行くのはもう飽き飽き笑

確か基先輩は水泳をやってて、 水泳部が強かったうちの中学に時間をかけて通ってたんだったな

影山拓也

水泳はまだ続けてるんですか?

基俊介

いやもう辞めちゃった

基俊介

今は生徒会やってる!

影山拓也

え意外!!

影山拓也

なんかそういうのダルいって言ってるイメージあったから笑

基俊介

何それ笑笑笑

基俊介

確かに昔はそうだったかもね笑

基俊介

タクは?サッカー続けてんの?

影山拓也

続けてます!

基俊介

そっかそっか!いいじゃん!

基俊介

ねねタク

基俊介

お願いがあるんだけどさ

影山拓也

なんですか?

基俊介

生徒会入んない?

影山拓也

え僕がですか??!

影山拓也

無理です無理です絶対無理です!!

基俊介

俺タク生徒会に向いてると思うんだよ

基俊介

真面目だし何事も熱心にこなすじゃない?

影山拓也

いやいや!だって俺頭悪いですもん!

基俊介

勉強できるできない関係ないから!!

基俊介

ほんと人がいなくて困ってんのよ……

基俊介

まじタクお願い!

影山拓也

いやでも

俺は生徒会に入るようなタイプじゃない

けど、新しい出会いを求めている俺にとってはチャンスなのでは……?

影山拓也

やっぱり

影山拓也

やります!!

基俊介

まじ?!タクほんとに助かる!!!

基俊介

詳しいことは後でLINEするわ!

影山拓也

了解です!

影山拓也

俺にできっかな〜

少し不安はあるけど、 やらない後悔より やって後悔する方が良い

影山拓也

うし頑張るぞ!

数日後、役職を決めるために 生徒会室で会議をすることになった

今日に限って帰りの会が早く終わり、 生徒会室にも早く着いてしまった

まだ誰もいないと思いながら扉を開ける

影山拓也

失礼しま〜す

影山拓也

失礼しま〜す

影山拓也

そこには男が窓にもたれかかって スマホから直接音を出して 音楽を聴いていた

俺は彼の美しさに圧倒され 扉を開けたまま教室に踏み入れることが出来なかった

影山拓也

(生徒会の人か?目が離せない……)

???

ん?

こっちに気づいたのか 彼は振り返り俺と目が合った

???

あ、すみません

生徒会の人じゃないのか、 スマホから流していた音楽を消し、 足早に教室から出ていった

影山拓也

何してたんだろう……まいっか

基俊介

お!よこ!

基俊介

さては、また部活サボろうとしてたな!

???

まぁそんなとこ?

基先輩とさっきの人が喋っていた

影山拓也

(同級生なのか?)

基俊介

今日は会議があるから教室使えないんだわ

???

今日はおとなしく部活に行きますよ

基俊介

おう珍しいな!頑張れよ弱小野球部!笑

???

うるせぇよ笑笑

???

じゃ

基俊介

またな!よこ

基俊介

あタク!

基先輩が俺に気付いて こっちに向かってくる

基俊介

ごめん待った?

影山拓也

いや全然!

影山拓也

さっきの人って……

基俊介

あ、よこのこと?

基俊介

あいつは横原悠毅って言って、俺の友達

基俊介

部活サボる代わりに生徒会の仕事手伝ってもらったりしてる

影山拓也

そーなんすね

影山拓也

イケメンっすね横原先輩

基俊介

あ〜あいつモテるのよ笑

基俊介

前のバレンタインなんてすごい数のチョコだったんだから

影山拓也

へ〜すごいっすね笑

基俊介

よこは冷たそうに見えて実際は良いやつだから仲良くしてやって笑

影山拓也

はい!笑

俺はこの後ずっと、 彼の横顔が忘れられずにいた

これが俺と横原先輩の最初の出会い

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