お父さんは残業ばかりで、子供と遊ぶ時間がなかった。
ある日のこと。子供は遅くまでお父さんの帰りを待っていた。
お父さん
まだ起きていたのか。
お父さん
早く寝なさい
子供
お父さんに聞きたいことがあるんだ
お父さん
なんだい?
子供
お父さんは会社で働いているでしょ?例えば1時間だったら、いくら?
お父さん
お前には関係ないことだよ。
いいから寝なさい
いいから寝なさい
子供
教えてくれたら寝るよ
子供
ねえ
子供
教えて!いくらなの?
お父さん
なんでそんなことを聞くんだ?
知ったところでなんの意味にもならない
知ったところでなんの意味にもならない
子供
いいから!教えて
子供は泣きそうにもなっていた
お父さん
どれだけもらえると思う?
お父さん
お金をもらうということは大変なことなんだ
お父さん
1時間なら30ドルぐらいかな
子供
((はぁ
子供
30ドルかぁ…
子供はがっかりした
その日から子供は近所の人からお金をもらうことを条件にお手伝いをした。
ある日のことだ。
お父さん
ただいま。
お父さんは今日も遅かった。待っていたのは子供ではなくお母さんだった
お母さん
あの子のことなんだけど…最近お金が欲しいっていいだすの…
いつかちゃんと返すことを約束に10ドルを貸したそうだ。
お父さん
悪いが、あの子を起こしてきてくれ
子供
どうしたの?
子供は眠たそうだった。だが、家族全員が集まって、少し嬉しそうだった
お父さん
そこに座りなさい!
子供
…
お父さん
なんでそんなにお金がほしいのか?
欲しいものがあるのか?
欲しいものがあるのか?
子供
…
お父さん
ごめん。強く言いすぎた。
今日も長い時間働いて少しイライラしてたんだ
今日も長い時間働いて少しイライラしてたんだ
お父さん
何がほしいのか?
子供は急いで貯金箱を取ってきた
中からたくさんのお金が出てきた
子供
お父さん!今日お母さんに10ドルをかりて、やっと30ドルためたんだよ!!
これでお父さんの1時間を変えるよね!?
このお金お父さんにあげるから、1時間だけ一緒に遊ぼ!
これでお父さんの1時間を変えるよね!?
このお金お父さんにあげるから、1時間だけ一緒に遊ぼ!
笑顔いっぱいの息子とは反対にお父さんは涙がとまらなかった。