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ユズキ
……何もしてないです
ラン
ふーん？？
ハイタニさんは少し不服そうで
ラン
あーー…そっかそっか
そういいスーツの胸ポケからスマホを出してた
ラン
これ読み込んで
QRコードだった
ユズキ
なんですか…これ？
ラン
いいから
ユズキ
あー……の
明らかやばそうだったから避けることにしたの
ユズキ
私スマホ持ってないんですよね、ーー
ラン
ハイタニさんは少し笑みを浮かべてた
ラン
笑笑
ユズキ
あはは…笑笑
だから私も返したんだ
ラン
じゃあこれはなぁに？
あるキャラクターのカバーがついてるスマホ
ユズキ
…えわたしの？！
ポケットに入れてたはずのスマホ
なんでこの人が持っているの？
ユズキ
それ私のです
ユズキ
かえしてください！！
私はスマホに向かってつっこんだ
ハイタニさんはスマホを上にして
ラン
ちっちゃくてかわいーね…笑笑
ユズキ
返して！！
私じゃ届かなくて
ハイタニさんは私の上でQRコードを読み込みはじめたの
ユズキ
なんですか？！それは
騒いでるうちが事がおわってて
ラン
はいどーぞ
スマホの画面を開いた
そこには ハイタニさんのアカウントらしきものがあった
ユズキ
…？
ラン
それ俺の
ラン
追加しといたからよろしくね～？笑
それだけいってハイタニさんは人混みに入っていったんだ
私はその後すぐ家に帰った
ずっとぴこんぴこんなってて
ユズキ
こんな時間に誰…だ
ユズキ
…
ユズキ
ハイタニさん？？
ラン
ユズキちゃんーー♡
ラン
俺だよよろしくね～
ラン
てかさっきのビルどーおもう？？
ラン
なんかみちゃってたりする〜？？
ラン
俺も気になるからさあ今度聞きたいなぁ～
ラン
明日でも一緒に飲まない？？
ラン
～～ってとこなんだけど
ラン
俺奢るし、ユズキちゃんど～？？
たくさん着信がはいってた
ずっと鳴りやまない着信にいらいらした
ユズキ
こんな行く訳……
そして私はブロックに手を伸ばしたの
ユズキ
ふー、これでいっか
ユズキ
シャワー浴びよ
私はシャワーを浴び部屋にそこをあとにした
そして私はスマホに手をとり開こうとした
ウイルスに感染しました。今すぐ本社に訪れてください。
でかでかとかいてあった
ユズキ
ウイルス？！？
ユズキ
詐欺…？？
こういう詐欺だろうと思って
何度もスワイプした
でも
開けなくて
ユズキ
明日行くか～、
行かざるおえなかった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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