ライブは無事に終わった 2人の絡みが少ない事にarmyの中で物議がおきた
幸い 人前に出るような仕事は少なく いつしかその物議も薄れていった
グクとジミンはあれから口を聞くことはなかった…… 歩み寄ろうとする時もあった…けれどお互いプライドが邪魔をするのか 受け入れなかった…
グクとジミンは行き帰りは同じ車が多い。しかし最近は別々の仕事が多かったおかげで同じタイミングで乗ることは少なかった。
グク
あれからどのくらい経つのかな…ジミナ…もう本当に終わってしまったんだね…俺が終わらしてしまったんだよね。
そんなある日 仕事も早く終わりメンバーみんな同じ時間帯に帰れる時があった
グク
どうしよう…久しぶりのジミナ…側に行きたい…でもこれ以上嫌われたくないよ…どうしたらいいんだよ…
スタッフ
車の準備が出来たので各自車の方へお願いします。
グク
…………。ジミナは?…
不自然にならないようにジミンを探してみた。ジミンは離れたとこにいた。そして車へ向かっていった。
スタッフ
お疲れ様でした!!
ジミン
お疲れ様です。ペコっ
グク
お疲れ様でした。
2人は車へ乗り込んだ。 無言の車内 ジミンはずっと窓の外を眺めていた
グク
……。
グクはそっとジミンを見つめた。 気づかれたくない…でもこっちを見て欲しかった。 グクは胸の痛みに耐えられず静かに目を閉じた。
そうこうしてるうちにジミンの家に着いた。 グクは目を開けるのが怖かった だから 寝たフリをした。
スタッフ
ジミンさん お疲れ様でした!!また明日よろしくお願いします。
ジミン
お疲れ様でした。明日もよろしくお願いします。
グク
…………
久しぶりに近くでジミンの声が聞こえ また胸の奥が締め付けられた
ジミン
…………。お疲れ…グク…(ボソッ
そっとグクの髪を優しく撫でた
ガチャ バタンッ🚪
グク
……え?ジミナ?…………はっ!!
急いで振り向いたがもうジミンの姿はなかった
グク
寝てるって思ったんだろうな……ジミナ…なんで?なんで俺に触れたの?分からないよ…まだおれは好きだよ……ジミナ…
バタッ ジミンはベッドへ倒れ込んだ
ジミン
はぁ…なんであんな事しちゃったんだろ…ずっと我慢してこれてたじゃないか…グク…会いたい…グク…愛してる…
ジミンは静かに涙を流し 眠りについた……