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ハンビン
……
ハンビン
何で…
ハオひょんとめてゅが走っていった時
僕は追いかけられなかった
追いかけて連れて帰ることも出来たし
…このスイッチを押すこともできた
だけど、出来なかった
ハンビン
……
ハンビン
僕に、怯えてたな…
ハオ
はんびな
ハンビン
！！
ハオ
探したよ
ハンビン
……
ハンビン
…何の用？
ハオ
……なんで
ハオ
こんな事するの？
ハンビン
……
ハンビン
めてゅに聞いたんだね
ハオ
……可哀想だと思わないの？
ハオ
ずっと絞りつけてていいと思ってるの？
ハンビン
……ハオひょんには関係ないから
ハオ
あるよ！！
ハオ
僕はめてゅが好きなの！
ハンビン
え……？
ハオ
放っておけるわけ無いでしょ！？
ハンビン
……好きだから
ハンビン
めてゅを救い出してあげようって？
ハオ
当たり前でしょ
ハンビン
……無理だよ
ハンビン
めてゅは僕から離れられない
ハオ
……そんなのダメだよ
ハオ
はんびなは、このままで良いの！？
ハンビン
…良いわけないでしょ
ハオ
え……
ハンビン
このままずっとなんて無理なことくらい
ハンビン
僕が一番分かってるよ!!
ハオ
じゃあ、なんで…
ハンビン
小さい頃から一緒の僕たちと
ハンビン
ハオひょんとじゃ違うんだよ
ハオ
……
ハンビン
めてゅが可哀想？
ハンビン
なら助けてあげれば？
ハオ
…え？
ハンビン
……
ハンビン
もう僕は何もしない
ハオ
はんびな…？
ハンビン
今までハオひょんと楽しそうにしてる時
ハンビン
ずっと腹立ってたけど
ハンビン
めてゅはそっちの方が幸せそうだから
ハオ
……
ハンビン
ハオひょんが傍に居ればいい
ハンビン
もう手は出さないって約束するから
ハオ
……その程度なんだろ
ハオ
なら僕がめてゅを貰う。
ハンビン
……
ハオ
…じゃあね
ハンビン
……言い返せないなんてな…
今までこんな事しといて
めてゅの笑顔をみたら
もう傷つけるのがこわくなったなんて
虫が良すぎるよね
マシュー
………
あの後教室に帰る勇気は無くて
帰ってきたけど、結局ひょんと会うことになるなら
あの時謝ればよかった
マシュー
……帰ってきたら
マシュー
何されるのかな
ハンビン
……
ハンビン
ただいま
マシュー
……!!
マシュー
お、おかえり…
ハンビン
……めてゅや
マシュー
…っ、
ハンビン
……
マシュー
ひょん、ごめんなさっ…
ハンビン
ごめんね
マシュー
……
マシュー
え…？
ハンビン
今まで沢山傷つけたよね
ハンビン
ごめんね
マシュー
ひょん？
マシュー
急にどうし…
ハンビン
今さら遅いのは分かってるけど
ハンビン
めてゅはハオひょんと幸せになって
マシュー
え……？
ハンビン
もう僕は何もしない
ハンビン
僕のことなんか忘れて
マシュー
な、なんで…
マシュー
突然どうしたの…？
ハンビン
……
ハンビン
ほんとに、ごめんね
ハンビン
許さなくても良いから
マシュー
ひょん…
どうしたの？
嬉しいはずでしょ？
喜ばないと
マシュー
……
なんで、喜べないの？
どうして、苦しいの？
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