96点?!すごいねぇ いいな。お前頭良くて。俺ヤバいもん。 もふくんはなんでもできるね! もふに全部任せたッ!
流石金持ち。
天才!すごい!
苦労しないもんね
もふは、いいよなぁ。
いいよね。 なんでもできて。 なんでも自由で。
第六話/高得点
Yuan
Uri
Naokiri
呑気。 何も知らない。 羨ましい。
Yuan
Uri
Naokiri
Uri
Yuan
Naokiri
Uri
Yuan
先生
Uri
Yuan
Naokiri
先生
Naokiri
Uri
Yuan
先生
なんの檻に邪魔させるとこなく、自分の好きを追求して、幸せを自力で掴み取って、笑いあって過ごして… 自分の手元には今、何があると言うのだろう。
がむしゃらに突き進んできたのに。 全部捨てて来たのに、諦めたのに。 手段を厭わなかったのに。 今のところ、順調だった、のに…
いや、違うか。 生まれた瞬間から、全部間違いだったんだ。過ちを犯したんだ。 だとしたら、俺は…
数日後
先生
Naokiri
先生
よっしゃぁ!初の40点台!!
うわ…赤点じゃん、最悪
何点?何点?教えてよぉ
ケアレスミスぅ…
Naokiri
Uri
Yuan
Naokiri
そういやもふくんはどうだったんだろう。 もふくんのことだ、満点とかだろう。 自分には一生無縁な「高得点」。
Mofu
もふくんはテストとにらめっこしている。 険しい顔…悪かったのか、?! あの天才がそんなことになるわけない。 もしも、悪い点数だったとしても俺達とは“悪い”の次元が違うんだから。
Naokiri
«96点 good!
Naokiri
Mofu
もふくんは、しきにり肩を震わせて頭を抱えていた。 たったの4点落としただけで、それほどまで落ち込むのだろうか… 頭のいい人たちの考えることは、ようわからんな。
Naokiri
Naokiri
mobu
Mofu
mobu
mobu
mobu
Mofu
96だって。キモすぎる…
いいな~塾詰めでしょうね、お金持ち
…わかったぞ、 高得点だとみんなが陰口を叩くからか。 人の努力の結晶を、そう傷つけるのは全く意味がわからない。 ただただ理不尽なだけだ。 無性に腹が立って拳を握る手に力が込められていた。
Naokiri
Mofu
Naokiri
先生
先生
Mofu
Uri
Yuan
Yuan
Uri
Naokiri
わからない 彼が何を考えているのか。 本当に読めない。
また、おれの悔しさが積もる。 もふくんの思考回路を1ミリでも予想出来ないのが悔しい。 どぬのように、もふくんの思いをなんとなく掴めたらいいのに。 そしたらもう、悲しい顔もさせないのに。
今日はどぬ、俺、もふくんの三人で弁当を食べることになった。 もちろん、俺が誘ったのでは無く、どぬの提案だったけど。 俺がいるから、てっきりもふくんには断られるかと思ってた…
Donuku
Naokiri
Mofu
Naokiri
Mofu
Donuku
Mofu
Donuku
そう冷たく言うと、そそくさと屋上からいなくなってしまった。 重い鉄の扉が口を閉じてしまうのが名残惜しいようで、悲しかった。 途端に冷たい風が頬撫で、どうにもこうにも寂しくなってしまった。
まずいことを…言ってしまったのだろうか。
Donuku
Naokiri
Donuku
Donuku
Donuku
Donuku
Naokiri
Donuku
Naokiri
Naokiri
Donuku
笑みを浮かべているが、目はあまり笑っていなかった。 溜息とも言える小さな息継ぎをし、再び言葉を紡ぎ出し始めた。 それはもう、か細い声で。
Donuku
Donuku
Donuku
Naokiri
Donuku
Donuku
空はこんなに笑っているのに、ちっとも心は晴れない。逆にこのお天気に腹が立ってきそうなくらいだ。
もふくんの心は、どれほど厚い雲がかかっているんだろうか。
きっと、知る術なんてないけれど。
『疲れた』、だと? そんな事で疲れるのか。 それはお前が“弱い証拠”だ。 もっとやれるだろう?
あんな子が貴方の友達? 見損なったわ。 もう、あの子とは遊ぶんじゃありません。お話するのもいけません。
まともに育ちたいと思うのならば、言う事を聴け。 そうすればお前は馬鹿じゃなくなるぞ。
養ってやってるのだから、反抗するのはやめなさい。 そんな言い訳通用するわけが無いでしょう?
本当に、出来の悪い息子だ。 お前は。
どうして、どうして 僕を置いていってしまったの? どうしてこんな目に遭わなければならないの? 自分のせい?
そんなわけない、 今も、昔もずっと突っ走ってきたと言うのに。 それでも、自分が悪い?
そんなの… おかしいよ。
Mofu
今日も世界は憎らしい程孤独に満ち溢れている。 孤独があるから幸せがあると言うのに。 無能がいるから有能もいると言うのに。 みんな、苦労のくの字も知らないくせに。
酷いぐらいの憎しみを、一体どうしろというのだろうか。
痛みも憎しみも、寂しさが全部全部かき消してくれるけど。 それでも、
認められてみたいんだ。
コメント
13件
うわはぁ(( ? 好きすぎる、、。 あ、大福 💗です。 覚えていないでしょうけど、、
うわあああは、投稿待ってました!🥲あけおめです!!