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きゅうりの一本漬け
30
真っ暗な暗闇の中。
et
暗くて、何も見えない。 手を床につけると、何かに触れた。
ピチャン…
et
液体のような、ナニカに。 よく見てみるとそれは__
et
怖い。 怖い怖い怖い。 後退りしながらその場から立ち去ろうとすると、誰かの声が聞こえた。
?
et
ya
ya君の、声だった。
et
そう言葉にしたとたん、部屋の電気がついた。
et
ya
ya君は、血塗れで目の前に倒れていた。 あぁ、やっと分かった。 さっき触れた液体の正体が。 …あれは、ya君の血だ。
et
名前を呼ぶことしかできない私に、彼が手を伸ばた。 冷たい手が頬に触れる。
ya
et
ya
et
目を開けると、そこはいつもと同じ真っ白な天井だった。
et
jp
et
いつもnaさんが座っている筈の椅子には、jpが座っていた。
et
jp
et
jp
et
jp
長い、沈黙が走る。 先に口を開いたのは、jpだった。
jp
et
jp
本心で思っているのか、それとも__。 …なんて考えるの、やめよ。
et
et
jp
et
jp
特に何か考えがあった訳じゃない。 嫌味を言おうとしたことでもない。 ただ、貴方に大切な人を待つだけの…いつ死ぬか分からない恐怖と隣合わせの私の気持ちが、分かるのか。 それが、知りたかった。
et
ただ、それだけだった。
jp
jpの声が聞こえた。 だけどその声は、いつもとは想像できないような、 小さくか細い声で。
et
jp
et
短い付き合いだけど、あんな表情を見たのは初めてだった。 苦しくて、辛くて、どうしようもないような…そして、泣きたくなるようなあの顔。 私は、見たことがある。 最後に会ったya君も、あんな表情だった。 今、何してるのかな。 元気かな。 生きて…いるかな。 そんなことを考えていると、何故か息があがってきた。 心臓がどくどくと音をたてる。
et
苦しい。 うまく、息が吸えない。 どんどん意識が遠のいていく。
ドサッ…
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第45話、読み終えました…。 ya君の血塗れの姿、あの「ごめ…約束…守れなかっ、た」って台詞がずっと心に引っかかってる。etが夢から覚めても、今度はjpがnaさんの椅子に座ってるっていう切り替え方、すごく巧いなって思った。 「分かる?」って問いかけるetに、いつもと違う声で「わかんない」って答えるjp…あの表情、私も知ってる気がする。最後にetが倒れるシーン、息が詰まりそうになったよ。 続きが気になる…。