さよならを君に

１ヶ月後

一通の手紙を渡した。

ののかの母は帰ってしまった

りょうへ 初めにこんな手紙書いてごめんね。見たくなければ捨ててもらってかまいません。 この手紙をりょうが読んでる時には私はこの世にいないと思います。 中学2年生の夏りょうが私に告白してきたことを昨日のことのように覚えています。高校別々でりょうの学校は共学だったから別のこを好きになっちゃうんじゃないかな？っていつも不安でした。そんな時でもいつもLINEしてくれて、ののかが1番だよ、2番も3番もいない。ののかだけが大好きだよって言ってくれたね。ありがとう。幸せでした。こんな幸せなときに私は病気が見つかりました。もう、すぐに余命宣告されちゃって‪笑,,,,,,その余命宣告をうけたときにまず思い浮かんだのはりょうの顔でした。私がこのことを言ったら俺は別れない最後まで一緒にいるってりょうは優しいから言ってくれると思って私から振ることにしました。あんなひどい言葉言ってごめんね。私はりょうのこと大好きでした。 私はりょうのこと愛してました。 いや 大好きだよ。 愛してる。 これから先は私のこと忘れて,,,,,,,,,,,,って格好よく言いたいけどちょっと無理かなぁ‪笑 私より大好きだと思える人を見つけてください。私のことは頭の片隅にでも残しておいてね。たまに思い出してくれれば嬉しいです。最後に私からりょうに宿題を出します。提出期限はありません。 幸せになれ ののかより

7年後,,,,,,,,,,,,ののかの墓

ののかが笑って消えたような気がした。