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じん
さゆり
時刻は午前1時。
じん
さゆり
じん
俺は少し特殊な目を持っていて相手の目を見ると頭の上に名前と寿命が見える。
じん
さゆり
さゆり
じん
反応に困ってしまった。 今日あったばかりで、相手は俺の名前も知らない。なのに、何故と言われても残りの寿命があと少ししかないなんて言える訳もない。
さゆり
そう投げ捨てるように吐いた彼女の言葉はどこか寂しさを感じさせた。
じん
さゆり
じん
じん
気づくと残りの寿命を口にしてしまっていた。
さゆり
どうでもいいと言わんばかりの態度。 まるで他人事かのように彼女は続ける。
さゆり
さゆり
じん
普通は残りの寿命が3ヶ月と言われれば動揺する筈だ。 少なくとも、信じて貰えず嘘つき扱いされるのがオチだと思っていた。
さゆり
さゆり
じん
詳しくは聞けなかった。 俯きながら話してはいるが、声のトーンで物凄く暗い感情が伝わってきたからだ
さゆり
さゆり
興味を持った事には意外だったが、人に残りの寿命を言ったのは初めてで、自分を見てくれようとする人に少し嬉しさが込み上げてきた。
じん
さゆり
じん
じん
さゆり
さゆり
深くため息を吐くさゆり。
さゆり
じん
すると彼女は語り出した。
さゆり
さゆり
さゆり
さゆり
そう言って彼女は引きつった笑顔を見せた。その間何を話せばいいのかわからずただ突っ立っているだけの俺に彼女は続ける。
さゆり
さゆり
さゆり
じん
さゆり
じん
気づけばそう口にしていた。 夢の内容、残りの寿命。 そんな事はどうでもよかった。 ただ彼女を救いたい。 そう思った。