燐
燐
燐
燐
燐
燐
瑠衣said
瑠衣
そこに姿を現したのは、オレよりも背が低く幼く見える女の子だった。 せいぜい俺と同い年ぐらいだろう。こんな子がどうやって両親を○せるって言うんだ。
瑠衣
オレは動揺して、思わず質問してしまった。 姿形、外見からいけばオレが必死にさがし続けてきた犯人には見えなかった。
健介の妹
瑠衣
そんな声が口から出た。妹? じゃあオレが探していた“健介”は何処だ? オレが呼んだのは妹なんかじゃない。
健介の妹
健介の妹
健介の妹
健介の妹
瑠衣
健介の妹
健介の妹
健介の妹
健介の妹
健介の妹
突如言われた言葉の意味をオレはまだ理解しきれないでいた。
瑠衣
瑠衣
瑠衣
健介の妹
予想以上の音量で声が出てしまった。恐怖したのか女の子は怯えた様子で後退りし走り去っていく。 その姿を背にオレは無気力に家へ歩き出した。 途中、何度も躓きそうになる。もうそんなことはどうでも良かった。周りの視線を無視してオレは家にたどり着いた。 玄関を開けて、部屋に入りベットに倒れ込む。
瑠衣
涙なんてものは一滴も流れなかった。 ただ、ただひたすら自分に問いかける。何のために今まで生きていたのか、これからどうするのか。 ただ自問自答を繰り返す。答えなんてかけらも出ない問いを繰り返し自分に投げつける。
そんなことをしていたからだろうか。いつの間にか太陽が顔を出していた。 朝日がオレを照らす。オレにはその光が眩しすぎた。 ろくに寝ないで自問自答を続けていたからか、今になって睡魔が襲いかかる。オレはそのまま眠りについた………。
燐
燐
燐
燐
燐
燐
燐
燐
燐
燐
燐
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