国見英
そんな声がこぼれたのは、ホームのベンチに崩れるように座り込んだとき
頭の中に、さっき見た光景が ぐるぐると回る
国見英
国見英
数メートル先を、うちの高校の制服を 着た男とふたりで歩いていた
見たことがない男だったけれど、 多分クラスの友達かなんかだろう
俺は当たり前のようにふたりへ追いつこうと足を速めた
だけど途中で、足が止まった 彼らがおもむろに、手をつないだから
国見英
しばらく話し込んでいたふたりが、ふいに動いた
男の手が、遥の頬に触れると同時に目を閉じた遥の横顔がちらっと見えた
気づいたときには、俺は逃げるように踵を返していた
国見英
国見英
わけがわからなかった
国見英
生まれたときからいっしょにいる、 俺の筋金入りの幼なじみだ、
国見英
国見英
国見英
国見英
と、俺はたぶん子供心に思っていて、
俺にとって、遥の傍にいることが当たり前だった
国見英
ああ、なんか、これ、
国見英
俺はなんとなしに顔を上げると、 線路の向こうへ目をやった
青色の車両が近づいてくる
国見英
国見英
そう思い立って、 ベンチから立ち上がったとき
小春
びっくりして一瞬息が止まる
俺の目を見つめたその子は ずいっと俺のほうへ顔を突き出し
小春
小春
小春
──知らない女の子だった、
国見英
小春
国見英
困惑しながら答えたとき 電車がホームに止まった
それでも目の前に立つ 彼女は動かずに
小春
小春
小春
国見英
全く見覚えのない女の子だ、
だったらなんで、
国見英
小春
国見英
小春
小春
小春
小春
国見英
さっきから彼女が口にする俺の名前も 呼び慣れている感じがある
小春
小春
小春
国見英
小春
小春
小春
小春
国見英
国見英
国見英
小春
国見英
と間の抜けた声が落ちる
小春
小春
小春
小春
小春
小春
国見英
思わず後ずさろうとしたら ベンチに足がぶつかった
国見英
小春
国見英
国見英
小春
小春
小春
小春
咄嗟に反応が追いつかず、 俺が固まっていたら
小春
小春
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急展開!