一覧ページ

戦争の本質

第7話 - ドッグファイト（2）

2023年03月20日

#戦闘機

#戦争

#創作

#一次創作

#ちょい百合

バナナ

上空　高度10000メートル

イルーニャ

♪

ハルコフ

....

第23空軍基地エアフォースから離陸したイルーニャとハルコフは模擬空戦空域へと移動していた

、、、が

イルーニャ

ふふーふーん♪

イルーニャ

燃え上がーれー♪

イルーニャ

燃え上がーれー♪

イルーニャ

燃え上がーれー♪

ハルコフ

おい

イルーニャ

ガ○ダム〜♪

ハルコフ

おい！！

イルーニャ

なんだよう♪

ハルコフ

訓練中に歌うな！
''ヤモリ"!!

イルーニャ

え〜　だってつまんないーもーん

イルーニャ

んじゃ　なんか面白いこといってよー

イルーニャ

ハルコフ〜

ハルコフ

タッグネームで呼べ！！

ハルコフ

お前は真面目に訓練も出来んのか？！

イルーニャ

別にいーじゃーん

イルーニャ

実戦でもないだし

ハルコフ

そういう問題じゃない！！

ハルコフ

まったく

ハルコフ

なんで国はこんなヤツを軍にいれたんだか、、

イルーニャ

、、、

イルーニャはそれを聞くと目を光らせる

イルーニャ

説明しよう！！

ハルコフ

うわ、なんか始まった

イルーニャ

このイルーニャ、性格には難があるが、実力は結構あったからである！

イルーニャ

なんせ、模擬空戦の結果では

イルーニャ

撃墜数　40機

イルーニャ

撃墜補佐数　13機

イルーニャ

の超超超スーパーウルトラハイパー実力者だからねー

イルーニャ

でへへ

ハルコフ

、、、

イルーニャ

多分今回も僕たちの圧勝かもねw

ハルコフ

、、そうとは限らないかもしれんぞ

ハルコフ

今回は

イルーニャ

ん？

ハルコフ

今日　対峙するヤツらはあの
「隊長殺し」だからな

イルーニャ

え、、まじ？

ハルコフ

そう、だから注意を、、

イルーニャ

僕ファンなんですけどー！！

ハルコフ

、、、は？

ハルコフの話しを聞いた瞬間、イルーニャは子供のように目を輝かせて言った

イルーニャ

えっ！？　えっ！？

イルーニャ

もしかして

イルーニャ

あの祖国を守ってくれた英雄

イルーニャ

オリガ大尉様のことーー！！！！

イルーニャは嬉しさのあまりキャノピーをバンバンと叩く

ハルコフ

、、、言うほど英雄なのか？

ハルコフ

アイツは？

ハルコフはそう言うと目を細める

イルーニャ

へ？

ハルコフ

お前アイツの「隊長殺し」の由来知ってるのか？

イルーニャ

ぜんぜん

ハルコフ

、、、はぁ

ハルコフ

いいか、アイツはな、、

ビッビッ！！

ハルコフ

！？

イルーニャ

！！

イルーニャとハルコフの機体のレーダーに赤い点が二つ現れる

冷や汗が垂れるハルコフとイルーニャ

ハルコフ

、、、きたか

イルーニャ

ムフフ

イルーニャ

さぁ、

イルーニャ

オリガ大尉様は一体どれほど、、

レーダー警告　レーダー警告

イルーニャ

えっ！？

ハルコフ

なっ！？

ハルコフ

くっ！

ハルコフ

全機エンゲージ！

ハルコフ

チャフフレア展開しながら逃げろ！！

イルーニャ

あれ！？

イルーニャ

今回は私たちが敵役なんだよね！？

ハルコフ

そうだ

ハルコフ

まさか警告もなしに先制攻撃とは、、

オリガ

ふんっ！

左に逃げた敵機を追うため　オリガも左へと旋回する

オリガ

ｯｯ

自分の身体に襲いかかってくるGがまるで象に踏み潰されるかのようなような感覚に感じられる

息がしづらい

自分の意識が飛びそうになる

そんなことを噛み殺して、敵機の背後を取ろうとするオリガ

イルーニャ

んぐぐぐぐぐ

それに負けずとイルーニャも操縦感を縦横に倒して複雑な機動を取る

イルーニャ

くっ、、、う''

、、もちろん、そんな機動をしていたら身体にかかるGは計り知れないほど大きくなってゆく

イルーニャ

あ"、、や"は"い"

イルーニャ

い、、、しき、が

身の危険を感じたイルーニャは機体を水平に直す。

オリガ

いま！！

素早くイルーニャをHADに抑える

イルーニャ

ｯｯ！！

オリガ

！？

イルーニャ

ざんッねん！！

イルーニャ

ロックオンされそうになった瞬間イルーニャは機体姿勢を急激にピッチアップして迎角を90度近く取り、そのまま水平姿勢に戻る

オリガ

コブラ機動か

イルーニャ

形勢逆転かなw

イリナ

くそっ！！

ハルコフ

オラオラどうした！！

ハルコフ

さっきまで威勢はどこいったんだ！

イリナ

ｯｯ、、しつこい！！

イリナはハルコフを追い払うため機体を複雑に動かす

ハルコフ

ふんっ！

だがハルコフもその機動にすぐに対応し、イリナたちの機体から離れない。

イリナ

ぐぅ！！

イナバ

やばいよ！

イナバ

ぜんぜん離れてくれない！

後ろの席に座っているイナバが焦った口調で言う

イリナ

、、、

イリナ

（な、なにか）

イリナ

（なにか、打開策は、、）

イリナ

あっ！！

イナバ

なに、チェック！

イリナ

太陽を探してください！

イナバ

はい？！

イリナ

いいから！

イナバ

ｯｯ了解！！

イナバ

あった！

イナバ

9時方向！

イリナ

よし！

そう言うとイリナは太陽の方へと移動する

ハルコフ

はっ！　この空には遮蔽物なんてどこにも、、

ハルコフ

ｯ！？

ハルコフ

うっ！　目が！

ハルコフ

（やばい、逆光で何も見えない）

ハルコフ

（敵機はどこだ！？）

ハルコフは必死にイリナたちの機体を探す

ビーッビーッ

ハルコフ

！？

ハルコフの機体からロックオン警報が鳴り響く

イリナ

キルしましたよ

ハルコフ

、、、

ハルコフ

クソがッ！！

イルーニャ

へへへっ

オリガ

、、、

オリガの機体の背後を必要以上に追い回すイルーニャ

オリガ

（、、遊ばれてるわね）

オリガ

そういうことなら

グヮン

イルーニャ

おっと

オリガは機体を180度回転させて

垂直に急降下していった

オリガ

、、、

イルーニャ

グッ！

イルーニャ

そんなことしたって、、

イルーニャ

無駄だよ！

イルーニャ

（勝った）

イルーニャ

（もう相手が打つ手段はないに等しい）

イルーニャ

（このままロックオンすれば、、）

オリガ

グッ！！

イルーニャ

（僕たちの勝ちだ！）

操縦感を握りしめるイルーニャ

オリガ

今っ！

イルーニャ

うおっ

急降下しながらチャフフレアを展開するオリガ

イルーニャ

へっ！　そんな時間稼ぎがいつまで通用するかな！

高度が見る見ると下がる

8000〜6000〜4000〜...

3000〜2500〜2000...

イルーニャ

ん！？

異変に気づくイルーニャ

イルーニャ

えっ！？

オリガ

まだダメっ

地上まであと1500メートル

イルーニャ

（まだプルアップしないの）

地上まであと1200メートル

イルーニャ

（やばい、そろそろプルアップしないと、、）

地上まであと1000メートル

PULL UP!!（上昇して下さい！！） PULL UP!!（上昇して下さい！！）

オリガ

っ！？

イルーニャ

っ！？

イルーニャとオリガの機体に警告音が鳴り響く

イルーニャ

やばい！！　高度を上げないと！！

イルーニャ

（でも、そうしたら目の前の敵機を逃すことになるかもしれないｯ！）

PULL UP!! PULL UP!!

イルーニャ

クソっ！！

イルーニャは機体の操縦感を折れる勢いで前に引く

急上昇するイルーニャの機体

イルーニャ

ッ、、、はぁ！　はぁ、はぁ、はぁ、、

イルーニャ

ｯ！！　敵は何処に、、

ビーッビーッ

オリガ

キルしたよ

イルーニャ

、、、

イルーニャ

まじかよ、、

戦争の本質

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

バナナ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。