これは、昔、桃花がまだ幼い人間の子だった頃のお話
執事
桃花様!お待ちください!
大村 桃花
やだ!
くる 曲がる音
ガチャバタン
大村 桃花
はあ、はあ、ん?ここってぇ
むいな
ん、
大村 桃花
え?ええ!だれ!
むいな
……、
大村 桃花
あ、まって!くる!
むいな
?
執事
桃花様!ってこっちに来たはずなんですが、ん?あなたは確かぁ、あ!あの!こっちにある男の子来てませんでしたか?
むいな
どんなやつ?
執事
えっと、上は黄色髪で、その下が紫です、
むいな
ん、むこ、うに行った
執事
ありがとうございます!
大村 桃花
ふぅー!ありがとう!お姉さん、
むいな
べつに、いいわよ
大村 桃花
お姉さんはどうしてそんな、ガラスの中にいるの?
むいな
私が危険物だからよ、
大村 桃花
危険物?そうには見えないよ?
むいな
それも、そうよね、私は怒っている時に怒りの原因を触ると消滅させてしまうものなのに研究員は人間に触れたら絶対に消滅させてしまうと言ったのよ
大村 桃花
酷い!
むいな
そうかしら、