凛 (りん)
耳がキーンっとする
今日も寂しい夜が来た
凛 (りん)
私の名前は凛
高校生2年生でお母さんとふたりで暮らしている
親が私が中学二年生の時に離婚した
でも。それからだ
お母さんが私を見てくれなくなったのは。
凛 (りん)
お母さんは新しくできた彼氏のことしか見てない
私なんて眼中に無い
凛 (りん)
気分転換に外に来てみた
今は深夜の3時
誰も居ない。
朝ならここは人でいっぱいのはずだ
頑張って会社に行く大人
小学校に行く集団の子達
お母さんと並んで歩く幼稚園。
友達と一緒に登校する中学性や高校生
ホームレスの人もいる
世界は色んな人がいる
私にだって友達は沢山いる
なのになんで。
こんなに寂しいのかな
凛 (りん)
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
幸は同じ高校のひとつ上の先輩
去年からよく一緒に居てくれてすっごく仲良くなった
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
凛 (りん)
凛 (りん)
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
幸は私のことをよく見てくれてるんだ
1年前からずっと
私のどこかが変化したら直ぐに言ってくれる
私が他人に気を使ったら
それに気づいて私を褒めてくれる
私が人のために行動するために気づいて褒めてくれる。
私が普段気をつけてることも
彼だけが気づいて褒めてくれる。
例えば言うと、、
カラオケで友達が歌ってる時に絶対スマホを触らないとか
帰り際には「さようなら」じゃなくて「またね」と言う。とか
そんな些細なことでも気づいて褒めてくれるんだ
幸(こう)
凛 (りん)
幸(こう)
幸(こう)
幸(こう)
幸(こう)
凛 (りん)
幸は私にとって1番居心地のいい人だ
恋愛的にじゃなくて
友達として。ね