じゃぱぱ
いやいや、流石に考えすぎか。
目の色が違う。
それがなんだと言うのだ。
おしゃれかもしれないじゃん。
おしゃれ…
ゆあんくんは俺と会っているときはいつも ラピスラズリのような青色だった。
もし……もしだけど、
おしゃれではないとしたら?
ゆあんくんは何のために瞳の色を変えていたのか。
変える必要があったのか。
じゃぱぱ
全く思いつかない。
変えているだけで何のメリットが?
じゃぱぱ
いや、辞めておこう。
何となく、ゆあんくんの死とも 関係があるような気がする。
その時、ゆあんくんの死の真相を 知られる訳にはいかない。
ゆあんくんが守ろうとしたものは俺が受け継ぐ。
でも…
やっぱり情報が足りない。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なんて柄にもないことを考える。
てか、ゆあんくんの瞳の色はどちらが 本物なのだろう。
青色が本物であれば何ら違和感はない。
写真の時だけおしゃれをしていた、それだけだ。
だが、青色が本物でなかったとき、毎度瞳の色を 変えていた、
そんなことがありえるのだろうか。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
視界に入ったのは何やら花を見つめている男性。
しかし奇妙だ。
花を見つめ、周りには誰もいない。
なのに…口は動いている。
じゃぱぱ
恐る恐る近づく。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
何この人、めっちゃ変。
花と?お話?
こんな公共の場で?
顔のパーツがはっきりしており、美しい ラピスラズリの瞳を持っている。
イケメンなのに変人だなんてもったいない…
花好きって点は全然良いのに。
ちょっと変わりすぎてる…。
じゃぱぱ
"青い瞳に変人"
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
ゆあんくん、お兄さん居たんだ。
でもなら、何で"俺に優しくしてくれる"なんて 他人行儀な言葉を使ったのだろう。
お兄さんだということを隠す必要なんて…ないのに。
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
お兄さんだったら知ってるのかな。
ゆあんくんの瞳の色が違ったこと。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
少し言葉を渋っている。
まるで、それを言うことはバツが悪いかのように。
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
幸せ?
ゆあんくんが瞳を変えたことには やっぱり意味がある?
"知りたい"
自分の幸せなんてどーでも良い。
ただ、知りたい。
君のことを知りすぎているくらいに。
そのためなら俺は、何だってすると決めたのだ。
今更迷うものなどない。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
ゆあんくんがクローン、?
本物のゆあんくんは死んでる?
実感が湧かなかった。
頭は真っ白だった。
胸に引っかかる何かを必死に掴んでおくことしか、 出来なかった。
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
だから名前も名乗ろうとしなかったの?
自分は本物じゃないから…
その名前は使わないようにしたの?
瞳の色を変えたのは抗うため?
お父さん、お母さんに…
自分は"榊原ゆあん"ではないことを示すため?
君は…どうにか変わろうとしていた?
自分が"本物"になれる日が来ると信じて…
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
そうだ。
俺は"榊原ゆあん"だから好きになったんじゃない。
俺は…
表情から感情が読み取りづらくて、正義感が 強くて、よくからかってくるけど優しい。
そんな君だから好きになったんだ。
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
思い出?思い出って……
一緒にここで過ごしたこと?
それともご飯を食べたこと?
いやもしくは_
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
ゆあんくんが俺に対して残したもの。
正直予想は出来ている。
きっと…。
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
それは朝顔の近くの木々の下に隠されていた。
箱を開けるのには少し緊張した。
ゆあんくんが死んででも残したもの。
予想は出来ていても、やっぱり目に見える モノになるとふと現実味を帯びるからだろう。
じゃぱぱ
中に入っていたモノ。
それは"マイクロチップ"。
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
そう言って指さしてきたのは、マイクロチップと 一緒に入っていた小さな紙。
なおきり
じゃぱぱ
恐る恐る紙を開く。
一体、何が書かれているのか_
じゃぱぱ
君の名前も教えてよ。 ゆあん
じゃぱぱ
何でっ、何で今なの、。
もっと前に聞いてよ…。
いや、そんなとこも君らしいか。笑
むしろ俺を誘ってんの?
てか、俺がこんなことするのわかってたんだね。
やっぱ君は俺の心を見透かしてる。
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
君のこと、少しだけ、ほんの一部だけかもだけど 知れた気がするな。
俺の名前…教えに行くね。
てかそっちが誘ってきたんだし、 いやむしろ最初からそのつもりだった?笑
俺の名前を教える代わりに、
君も…ちゃんと君の口から名前を教えてね。
君を知れたとき。 【終わり】
最終話でしたー!
ほんと短編なのに、1番書くの時間かかりました笑
でも書いた後の達成感半端ないですね
てか!皆さんに謝らないといけないことが ありますね…
恋愛要素ほぼなかったですよねこのお話
大変申し訳ございません
入れるほどの余裕は私にはなかったです
でも!
次のお話はほんと恋愛中心なので、 安心してください✨
次のお話は2週間くらい更新まで時間が 開くと思われます
把握お願いします🙌🏻
とまぁ長話はここまでで、ここからは じゃぱぱ探偵がたどり着けなかったもう一つの 真実をお話しします。
読む必要のない人は飛ばしていただいて 結構です
ゆあんくんがどうして川で死ぬことを選んだのか ということについてです。 単刀直入に言いますと、理由は死体を親に1番に見られる訳にはいかなかったからです。 DNAを取られれば、またクローンは作られる。 自分が死んだことが無かったことになる。 それを避けるためには外で死ぬ必要がありました。 また、ヤクザの集団から逃げ隠れるためにも橋の下へ行きました。 そこで、"ちょうど死ぬ口実"が出来たと同時に死ぬのにもってこいの場所が川でした。 なのでゆあんくんは川で死ぬことを選びました。
今作はちょっと難しいお話しでした…
では次作もお楽しみに〜
コメント
24件
謎を解きしながら読むのとても楽しかったです!! 次回作も楽しみにしています!!✨
うわ、この誘ってる感じがすごく好きです。 noさん出てきて嬉しい!! 瞳の色が違うところがyaくんの色々な手で抗ってる感じが出てて好きです!!