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とっさに引いたてに引っ張られ、 バランスが崩れる。
紅鷹
数秒後、目の前に彼女の顔があった。 どうやら倒れたらしい。
鼻と鼻がくっつく距離で 赤い瞳がこちらを覗いてる。
紅鷹
そそくさと立ち上がり、 手を差し伸べてくる。
紅鷹
急に顔を赤らめ、手を引っ込める。
紅鷹
つられて顔を見るのが恥ずかしくなり、 互いに顔を背ける。
紅鷹
何か言いたそうな顔をした。
けどそれを聞く勇気はなかった。
静かな空気が流れる。
同仕様もなく長く、苦しい時間。
紅鷹
赤い瞳と目が合った。
心臓が跳ねて、うるさい。
紅鷹
紅鷹
何かが弾けた音がした。
熱くて、言葉がでなかった。
lrn
紅鷹
背けた顔がみるみる赤くなっていく。
紅鷹
紅鷹
少し不安が滲み出ているが、 そう凛とした声で言い 彼女は部屋を出ていった。
引き戸が閉まった音がした。
それ以来君を見ることもなかった。