余命宣言された私と偽りの顔

⚠華山(かやま)はえとの私のシリーズの苗字です 菓子乃(かしの)はのあの私のシリーズの苗字です

その後のことは覚えてない気づいた時には私は

ここに居た

倒れたんだ

嘘だな

HR終了後

なんでどうしてのあが病院に

問いただしたい気持ちを私は強く押さえ込んだ

なんで...なんでなんでなんで！

あと2ヶ月あると思ってたのに...

約1時間前

私は絶望した

驚きと絶望で声が出ない頭が回らない

何を言っているのかも分からない

全然楽しくないな

普段のあと話すことが多いから久しぶりに他の友達とこんなに長く話すな

ああ私上手く笑えてるかないつも通りの話し方できてるのかな

なんか気持ち悪いな

居心地が悪いわけじゃないのにただただ体の一部がないように感じて

気持ち悪い

そう言うと私は...いや、私たちはのあのいる病院へ走り出した

のあ、のあ！どうか無事でいて！

数十秒後

のあは笑顔をえとに見せて言った

こうして叶えられない約束をした

すごく心が痛いな

しばらく話したらえととるなは帰った

有り得ないと口では言いながら頭では理解が出来ていた

この矛盾の正体は

私の嘘が招いたものだと

私は、苦しかったの？

るなちゃんやえとちゃんに嘘をついて

大事な人を騙しているという罪悪感で潰されそうになるほどに

笑顔で送ってくれるのかな

9月〇日 今日は学校に行こうと思ったら倒れて病院に運ばれた 余命宣告を受けた残り一週間と言われた 午後にえとちゃんとるなちゃんがお見舞いに来てくれた えとちゃんから嘘だと許さないと釘を刺された この日記上で謝っておきます嘘つきな私でごめんなさい許さないでください 残りたったの6日間頑張って楽しむことを優先にする

改めて朝から1人きりなのは暇ですし寂しいです

携帯で暇を潰すしかないですね

なんで短い人生の1部を暇つぶししないといけないんですかね

はやく退院したいですね

あ、退院出来ないんでした

こうやってふと素に戻ると悲しくなりますね

唐突に来る悪い咳も昨日から変わりませんね

今日も帰りにお見舞いに行こう

のあ...私にはなんでも話してくれたじゃん

私にも...背負わせてよ...

ただ楽しさを紛らわせたいだけなのかもしれないですし

ほんとにあと6日も持つのかな

数十分後

寂しい？寂しいのかな私

私はこの時どう答えることも出来なかった

寂しいと思っていながら気楽でいいという感情もあったからだ

えとちゃん...勘が鋭いですね

このテンション感のえとちゃんを見ると元気になれますね

ああ、こんな日を嘘なんてつかなくても過ごせてたら

どれだけ良かったでしょうか

写真を撮って数分後

足早にるなを迎えに行くえとが外に出たのを確認した私は

激しく咳をした

激しく溢れ出てくる咳を止めることも出来ず吐き出した

部屋全体に響くほどにうるさい咳が喉を痛めつける

同時に吐血して手が血で滲んでいる

こんなに溜め込んだことなんてありませんでしたが

ここまで激しくなるとは...うっまた...

まずい...そろそろ帰ってきてもおかしくない時間です

咳を...止めないと...

ギリギリ収まりましたね

危なかったですあんな姿見せたら...今までの嘘(苦労)が無駄になります

あぁるなさんの明るさも見てるだけで癒しになりますね

ほんとにほんとに2人とも

ありがとう

しばらく楽しい時間を過ごした

すごくすごく苦しい時間を

2人が帰ったあとえとがいなくなった時と同じように激しく咳をした

苦しい、辛いどうして私はこんな思いをしなくちゃいけないの？

そんなことを考えていたらまた寝る時間が来た

9月♢日 今日はえとちゃんとるなちゃんがお見舞いに来てくれた 話してる間は心配させないように咳を我慢していた 結果的に激しい反動が来た止まらない咳で喉がかなり痛くなった 今後我慢することはしない方がいいかもしれない あと5日...短い...現実味を帯びてきた

私のことを...どうかどうか

私はその時えとちゃんの肩に触れました

すると世界が一気に広がって行きました

お経が読まれておりのあは唖然としている

改めて遺影が飾られているであろう場所を見ると私に似ている人の顔が飾られていた

その時私の頭の中にあの日の夢が浮かんできた

あの日...退院する日に見た夢と同じ...

休憩時間に入った

私は結局最後まで嘘の顔をしたままでしたね

のあの葬式が終わって数日後

えとちゃんとるなちゃんへ 2人とも今までありがとうございます 私実は4月7日に1年って余命宣告されてたんですよね そこからだんだん短くなって最後入院した時は1週間だったんです 余命宣告された時なんで話さなかったのって怒ってますよね 話さなかったのには理由があるんです 理由としては今までと同じように過ごしたかったからなんです 2人に気を使わせたくなくて黙ってたんです。すみませんでした 私は死んでも必ず2人を見守り続けます 親には悪いですけど2人を見ていたいんです きっとお2人はこれから大変なこともあると思いますが私が助けます なので安心して過ごしてください！ 最後に最後のお願いを聞いてください 私のことは引きずらないでください 私は最後まで幸せでした。だから私のことは忘れて新しい子と楽しく過ごしてください えとちゃんもるなちゃんも大好きです。

え？これ最終回？

しばらく名乗ってなかったから忘れられてる説ある

とりあえず今回俺が出ることで民の中にある欲しいを叶えたから

急に捨てられてショック

別に〜

全然機嫌悪くないし〜

しょうがないな〜

制作日(2025/03/29)