別の日のこと…
ー医務室ー
中也
ガチャン
モブ
中也
モブ
ドサッと押し倒す
中也
モブ
中也
モブ
中也
モブ
中也
モブ
中也
ーーその瞬間、扉が勢いよく開いた。
ドンッ!!!
モブ
太宰
太宰は息を切らせもせず、無表情でモブを押さえつけている。
その目は笑っていない。
太宰
モブ
太宰はゆっくり歩み寄り、モブの耳元で低く囁く。
太宰
モブ
太宰はモブを軽く蹴り、医務室の片隅に押しやった。そして中也の方へ振り返る。
太宰
中也
太宰は中也の包帯をそっと直しながら、腰に手を回して抱き寄せる。
太宰
中也
太宰
中也
顔は赤いけど、太宰にぴったりくっついて離れない。
太宰は中也の髪にキスして、耳元で囁く。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
そして太宰は、包帯の匂いがほんのり残る中也の唇に。
優しく、丁寧にキスを落とした。
中也
太宰
中也
太宰
モブは遠くで固まり、その場から逃げ去ることしかできなかった。
太宰
中也
胸がドキドキしながらも、
太宰にしっかり抱きしめられて、逃げられない幸せを噛み締める。
太宰
部下達
モブ
太宰は“笑っているのに一切笑っていない顔”で、床に押さえつけられたモブを見下ろした。
中也は腕を庇いながら、太宰の背後で固まっている。
部下達
モブ
もがきながら、モブは最後の望みにすがるように中也へ手を伸ばした。
モブ
その声は泣き叫びながら必死で、確かに“本気の愛情”だった。
けれど──
太宰は一歩前に出て、モブと中也の視線の間にすっと体を割り込ませる。
そして静かに、冷たく言い放った。
太宰
モブ
太宰
モブ
太宰
太宰の声は静かなのに、背筋が凍るほどの殺気が滲んでいた。
太宰
モブ
太宰
太宰は中也の手首を取って、自分の方へ引き寄せた。中也は少し驚いた顔で太宰を見る。
太宰
モブ
太宰
モブ
太宰
太宰がそう言った瞬間、中也がゆっくりと視線をモブへ向けた。
中也
モブ
中也
モブの顔が、絶望で歪んだ。
太宰は優しくも勝ち誇ったように笑い、中也の腰を軽く抱き寄せる。
太宰
モブ
太宰
部下達
モブ
引きずられていく声が遠ざかる。
静寂が戻った医務室で──
太宰は中也の怪我した腕にそっと触れ、優しく顔を近づける。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は思わず顔をそむけながら、小さく呟いた。
中也
太宰はくすっと笑い、中也の頭を撫でた。
太宰
コメント
2件
栄養をありがとうございます😭