第7夜 明けない
俺は今 葵と別れ、また次の夢でといい合い目を覚ます瞬間にいた
だがおかしな事に、いつまで経っても一向に瞼が開らか無い
良盛ヒデヨ
まるで糸で縫い付けられた様に、ピタ…っと閉じられた瞼
無理に開けようとすると逆に力が加わり更に深く閉じれる
良盛ヒデヨ
まだ瞼は開かない、まるで自分の身体では無いようだ
言うことを聞かない…
ここで俺は一つの事に気づく
手足も動かない
いや、それはまだ可愛い方だ… 問題はもう一つの方…
良盛ヒデヨ
口が、鼻が、空気を通さない
拒んでいるんだ、酸素を
吸おうとすればする程苦しみが増していく様だ
苦しい、苦しい、
嫌な苦しさが波の様に押し寄せてくる…
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
その時脳裏に浮かんだのは、「あの時」の記憶…
あの時の…記憶
良盛ヒデヨ
奪われていく体温
動かなくなっていく身体
失っていく恐怖
思い出したく無い… でも忘れてはいけない…
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
バクッバクッバクッバクッ…ッッッ
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
夢の中で意識を失う…というのも変だが
そうなった瞬間、俺はベッドから 跳ね起きた
ひどい目覚めだ…
呼吸は荒く、心臓の鼓動も激しい、
気のせいか、少し眩暈もする…
良盛ヒデヨ
今までこんな事は無かったのに…
そう思った時だった、
良盛ヒデヨ
ふと、時計の方が気になって 視線を向ける…
良盛ヒデヨ
時刻は
良盛ヒデヨ
良盛ヒデヨ
コメント
2件
あ、あの時の記憶って…わぁなんかもうヒデヨくんの過去まで書かれてて嬉しいし感動しちゃう…😭✨まだ夜中…!辛いなぁ、