午前11時
しろせんせー
っはぁ……
今現在、ベッドに突っ伏している俺は考えていた……。
そう、今日は……
しろせんせー
エイプリルフールや……
しろせんせー
はぁあああ……
しろせんせー
やば、どんな嘘付くか考えてへんかった
しろせんせー
どーしよ……
しろせんせー
……せや!
しろせんせー
そうと決まれば早速……
しろせんせー
はは、あいつ絶対驚くやろうなw
この時、俺がどうしようもなくなってしまうこと、
もう、戻れなくなることを
知る由も無かった……。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
今大丈夫か?
ニキ
ん?
ニキ
どしたのボビー
しろせんせー
実写の撮影するから来い
ニキ
あれ?今日あったっけ
しろせんせー
いや、今俺が決めた
ニキ
ジャイアンかよwwww
ニキ
ま、いーよ。
ニキ
このニキ様が行ってあげる
しろせんせー
随分上から目線やな……
ニキ
お邪魔しまーす
ニキ
やっぱボビーの家綺麗だね
しろせんせー
そりゃお前よりは綺麗にしてる
ニキ
僕のこと馬鹿にしてる!?
しろせんせー
ああ、してるで?
ニキ
うぇ~ん
ニキ
酷いよぉ
しろせんせー
……そろそろ本題に入ってええか?
ニキ
あ、どうぞ
しろせんせー
俺、実は
しろせんせー
……不感症、なんよ
俺は小さな声でニキに嘘を付いた。
ニキ
……え?
ニキから飛び出した声はあまりにも情けなかった
ニキ
……
しろせんせー
……ニキ?
ニキ
……これって嘘?w
しろせんせー
さぁなw
ニキ
じゃあ確かめてみる?
しろせんせー
は?