コケコッコオオオオ朝だよッッッッッッ!!!☆
夢美
ふあ…
夢美
くっっっっそねみ……
夢美
つーか今日学校じゃん…
夢美
だる…
夢美
はあ…今日は休もっかな…
お母さん
夢美ー!隆くんが来てるわよー!
夢美
は!?三ツ谷!?
三ツ谷
よっ!夢美!
夢美
なに勝手に部屋入ってきてんだこの変態!
三ツ谷
痛って、別にいいだろお前だし
夢美
くっそ…昨日の可愛い三ツ谷は一体何処へ…
三ツ谷
いいからさっさと用意して学校行くぞ
夢美
え
夢美
一緒に学校行ってくれるの?
三ツ谷
は?ダメなの?
夢美
いやそういう訳じゃないんだけど…
夢美
もしマイキー達にバレたら…
三ツ谷
別に俺は気にしねーよ
三ツ谷
そんなんで見限ってくるような奴らだったら
それまでってことだ
それまでってことだ
夢美
ご、ごめん…
三ツ谷
なんでお前が謝ってんだよ
夢美
私のせいでみんなと仲が悪くなるかもしれないし…
三ツ谷
お前が気にするようなことじゃねぇよ
三ツ谷
ほら、遅れるからさっさと用意するぞ
夢美
う、うん
夢美
ふあ…眠…
三ツ谷
おいおい、寝不足か?
夢美
うーん…ベッドには早めに入ったんだけどな…
三ツ谷
ちゃんと寝ないと成績に響くぞ
夢美
うわ、オカンかよ
三ツ谷
うるせえよ
曲がり角を曲がった瞬間、誰かにぶつかった
???
きゃっ
夢美
うおっ、すみませ…って
詩織
ひっっ…!?夢美ちゃん…!?
ぶつかった子の正体は、マイキーとドラケンを連れて 仲良さげに歩いている詩織ちゃんだった。
マイキー
詩織っち、どしたの…って
マイキー
夢美…
詩織
マイキー、ドラケンっ!助けて、夢美ちゃんがわざとぶつかってきて…!
夢美
えっ!?ちょっと!
ドラケン
おい夢美、それは本当か?
夢美
えっ、ち、ちが…
詩織
とぼけないでっ、私とぶつかったときに意地悪そうに笑ったじゃん!
みるみる瞳に涙をためていく詩織ちゃん
詩織
ひどいよっ…夢美ちゃん…!
ドラケン
夢美…お前、そんな奴だったのか…?
マイキー
お前…見損なったよ
夢美
ちがっ、そうじゃなくて…!
何をいっても信じてくれないマイキーとドラケンに、思わず涙が出てくる
夢美
(…っ、泣くな、泣くなっ…!)
夢美
(泣いたらこの子の思うつぼだから…!)
夢美
わたし、は…!
三ツ谷
おいお前ら、いくら何でも責めすぎだ
夢美
っ!
ドラケン
あ''?
詩織
え、隆くん…?
三ツ谷
いくらなんでも、夢美の話を聞かなさすぎだ
三ツ谷
お前らそいつの心配ばっかりで、少しでも夢美の心配したことあんのか?
マイキー
は?三ツ谷、お前まさか夢美のこと信じるつもりか?
三ツ谷
当たり前だ
夢美
三ツ谷…
マイキー
おい夢美、お前三ツ谷に何吹き込んだ
夢美
は…
夢美
私、別に何も…
マイキー
じゃなきゃおかしいだろ
三ツ谷
おいマイキー、夢美は関係無いだろ
詩織
み、みんなっ!喧嘩はやめて…?♡
詩織
早く行かないと学校遅れちゃうよぉ…
ドラケン
………それもそうだな
ドラケン
おいマイキー、早く行くぞ
マイキー
チッ…
三ツ谷
…詩織ちゃん、言っとくけどな
詩織
ふぇ?どうしたのぉ?隆くん♡
三ツ谷
俺、お前に隆呼び許した覚え無いからな
詩織
……っ!
三ツ谷
…そういうことだから、もうその呼び方で呼んでくるんじゃねぇぞ
詩織
……
三ツ谷
よし、ほら行くぞ夢美!
夢美
えっ!?あ、待って三ツ谷!
詩織
………