朝のオフィスに、
淡い光が差し込んでいた。
窓の外では、小鳥の声がかすかに聞こえる。
けれど私の胸の中は静まり返っていた。
書類をまとめながら、
隣の席のurをちらりと見る。
彼も少し緊張した表情をしていた。
そう。
今日は、全てを終わらせる日。
ya君へのこの恋も、
この関係も。
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そう頷いてから、
urがnaさんの方へ歩いていく。
その姿を見送りながら私は深呼吸をした。
大丈夫。私も、頑張らなきゃ。
そう心で呟き、yaの姿を探す。
去っていこうとする彼の背中を、
勇気を振り絞って呼び止めた。
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レストランの窓際、
秋の日差しが柔らかく差し込む。
私は手の中のグラスを見つめたまま、
言葉を探していた。
目の前には、ya君。
いつもの穏やかな微笑み。
その笑顔が、今はやけに遠く見えた。
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優しい拒絶ほど、
痛いものはない。
彼の指先がグラスの縁をなぞる。
その何気ない仕草さえ
もう触れられない距離に見えた。
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そう呟いたあと、
笑うつもりが、笑えなかった。
涙がひとしずく、頬を滑り落ちる。
立ち上がり、
何も言わずに店を出る。
背中越しに誰かの
「待って」
という声が追いかけてきたけれど、
もう振り返れなかった。
外は、昼間なのに赤色の空で。
街の喧騒が、やけに遠く感じた。
urと待ち合わせの公園に着き、
ベンチに腰を下ろし、携帯を見つめる。
「終わった」
とだけメッセージを送った。
すぐに既読がつく。
けれど、返信は来ない。
風が髪を揺らし、
落ち葉が足もとに転がっていく。
“もう私たちは離れ離れになった方がいい”
心の中で何度も繰り返した。
でも、口には出せなかった。
私はただ、urが来るまで、
そこに座っていた。
時計の針が22時を過ぎても、
urは来なかった。
街灯が滲んで見える。
頬を伝う涙が乾くたびに、
心の中の何かがひび割れていった音が、
星が瞬くのと同時に聞こえた。
この先、
urna表現🐜です。
地雷さん↩︎でお願いします。
一方そのころ。
urは、別の場所にいた。
安いホテルの部屋。
淡い灯りの中、naさんが隣で微笑んでいる。
その笑顔は、まるで春の花のように綺麗で。
でも、どこか刺があった。
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naさんはくすっと笑って、
俺の腕に手を絡めた。
指先が滑るように触れるたび、
俺の心臓が音を立てて崩れていく。
この人は危ない。
近づけば、壊れる。
それなのに、
どうしようもなく惹かれてしまう。
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その笑顔があまりに綺麗で、
俺はもう抗えなかった。
naさんの指がシャツの裾を掴む。
近づく香水の匂い。
頬に触れた唇が、冷たくて、熱い。
目を閉じると、
瞼の裏にはetの笑顔が浮かんだ。
泣きながら笑っていたあの横顔。
声を出して名前を呼びたくなった。
でも、口を開けばnaさんの唇が重なる。
“この人に壊されたい”
そんな衝動が、
胸の奥で疼いていた。
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コメント
5件
わわ、 悲しすぎる 🥹🤍 切ないの書けるつきなちゃん天才すぎるよ✊🏻💗
切 な い . . ඉ_ඉ 待 っ て い っ た の 誰 何 だ ろ う 🙄💧