れいか
れいか
なあこ
みゆ
ことは
ゆい
ことは
いつも通りの昼休み
何気ない女子トークに耳を塞ぐ
ことは
別に今は、いじめられてるわけではなかった
ゆい
ただ、誰とも関わりたいと思えなかった
放課後
あゆみ
長い一日が終わる
小さくため息をついて家までの道を歩いていた
???
あゆみ
名前を呼ばれた気がして振り返る
しかし、人の姿はない
あゆみ
???
あゆみ
確かに声は上の方から聞こえた
見上げると、2mくらいの高さの塀に1人の男が立っていた
あゆみ
その男は塀から飛び降りると、私の目の前に着地した
紫がかった長い前髪が瞳を少し隠してる
表情はよく見えないが、多分20代半ばだろう
胸元にかかったネックレスがやけに光ってみえる
普通のネックレスなのだろうけど、なぜこんなに違和感があるのだろう...?
あゆみ
この距離からでもわかるくらいの大きさのシルバーのハートに小さなダイヤモンドが散りばめられている
いくらおしゃれだからといってもハートはまずいっしょ...
あゆみ
よし、変質者だ
そう確信し、回れ右してその男に背を向けた
???
あゆみ
あゆみ
???
あゆみ
なぜだろうなんか、
名前を呼ばれた時、
このまま帰ってはいけない気がした
???
???
あゆみ
それは
困っている人を放っておいてしまったときの後悔を
誰よりも知っているからだろうか
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