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アイツは眉間を寄せてこっちを 見ていた .
…… この時 ,一瞬だけ ______
『 俺が ,お前より勝ってる . 』 なんて皮肉な事を思ったのは , 許してくれ .
俺は一度幼馴染を見て , また君に視線を移す .
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君は首を傾げてそう尋ねる .
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俺は ,君の頬に手を伸ばした .
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テカリや毛穴が無い , 新生児の様なプルゞな肌触り .
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幼馴染が居ると言うのに , 嫌味の様に君にベタゞと触れる .
他愛の無い話をしながら .
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… 俺が更に話しかけようとした時 .
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君はそう言うと , 後ろを振り返った .
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…… はぁ ,最悪だ .
こんな時に三つ巴になってしまった .
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『 告白の返事 ,聞きに来たんだ .』
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今までで一番胸が痛む .
それはもう刺されたかの様に .
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幼馴染がそう言えば , ゆっくり君に近付き .
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間も無くすれば , 君の前に立ちはだかった .
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『 返事は ? 』
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… 今の俺は ,ただゞ2人を見る事 しかできなかった .
…… 本当は , 俺だって対抗したかった .
このタイミングで君を奪って , 俺だって気持ちを伝えたかった .
…… けど ,,
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もし ,君がこの告白にOKを 出したら .
その時俺に邪魔されちゃ , むしろ俺が必要無いんじゃないか .
俺が ,恋愛に臆病になった事は 自分が一番良く分かっている .
だけど …… 君の事を考えて , 《 本当に俺で良いのか .》 と思ってしまう .
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君は自らの制服をクシャッと掴み , 俺を見てきた .
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…… 君の目は , 俺に何か求めている様に見える .
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『 用事 ,出来たわ .』
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…… これで ,良いんだ .
たっつんさんが俺に求めたあの目 .
あれは ……
…… きっと , 俺が此処から出て行って欲しいと 言ってるに違いない .
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俺は自分でも感覚が無い様な , 薄い笑顔を2人に向けた .
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そう伝えれば ,俺は校門の方へと 歩み寄った .
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カタツムリと良い勝負な程に , ゆっくりと歩く .
…… だが , 何故か涙は出なかった .
いや ,涙が出る気力すらも 出ないのかも知れない .
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取り繕う様に笑えば ,下を向き .
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____ そこから俺は , 一回も学校に寄る事は無くなった .
悲しい事に時は経ち , 5年後の今日 .
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俺は今 ,フリ - タ - をしている .
年は23で一人暮らしと , もう酒も飲める大人になった .
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俺はそこでリモコンの手を止める .
内容は ,"同性愛".
主人公は2人いて ,どちらも男性 .
その2人は様ゞな試練と立ち向かい , それでも互いを愛し合うという 内容だった .
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ふと ,脳内に君の姿がよぎる .
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____ その時 .
ガタッ ……
と ,玄関付近で音がした .
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俺は席を立ち上がり , ゆっくりと玄関に向かう .
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そう呟けば , 内側のポストを開ける .
…… すると ,中に入っていたのは .
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一通の白い封筒だった .
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手紙の裏を見る .
…… そして ,宛先人とその上に 書かれてある文字を見た瞬間 .
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全身に ,電撃が走ったかの様な 感覚を得た .
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俺は一瞬戸惑った .
これは俺が行って良いのだろうか .
…… 追い出しをされないか .
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…… 中身を見る .
そこには ,手紙と地図があった .
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軽く頭を掻く .
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そこに俺は ,____
出席の文字に ,丸を付けた .
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コメント
4件
もう最高です❤︎続き待ってます!
この作品ほんとに最高すぎます..⚡️さん絶対🎸さんの事好きですよね!?って思いながら見てました🫣