TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
マスクはなぜ外さないんですか?

マスクはなぜ外さないんですか?

「マスクはなぜ外さないんですか?」のメインビジュアル

10

舞踏会メインストーリーとほとんど変わらんやつ

♥

151

2024年03月27日

シェアするシェアする
報告する

アルジ

何回するんやって話なんですけど…

アルジ

出すの遅れて本当にすみません!

アルジ

まぁストーリーとほとんど変わんないんですけど楽しんでもらえれば嬉しいです

アルジ

それではどぞ!

アルジ

あ、もう一回謝らせて下さい

本当にすみません

ザワザワ

ルカス

これはこれは、お美しい
ご令嬢様私はルカス・トンプシー
と申します

貴族の女性

ルカス・トンプシー様…
綺麗な名前ですのね

ルカス

そんな勿体無いお言葉
ご令嬢様こそ、とても
美しく、お綺麗ですよ

貴族の女性

あら
お上手ですこと

ムーちゃん

なんだか、大人っぽい雰囲気
が漂っていますね

ベリアンっ

さすがルカスさん
貴族の女性から人気がありますね

ゆり(主)

チヤホヤされ、てる…

貴族の女性

ねぇ、あの執事の方まるで
人形のように美しい

貴族の女性

本当、肌もきれいで羨ましいわ

フルーレ

え、えっと… あの…

貴族の女性

あの方もたくましくて素敵!

貴族の女性

確かハウレスという名の執事よ!執事をまとめているリーダーだとか…

ハウレス

ん?誰か俺の名前を呼んだか?

貴族の女性

私は隣のフェネスという執事が
いいかしら 知的で優しそう…

貴族の女性

お顔も可愛くて素敵だわ

フェネス

ど、どうも…

ムーちゃん

なんというか…
執事のみなさんは貴族から
人気なんですね

ベリアンっ

まぁ、女性の貴族からはそうですね

コツコツ

ナック

甘い香りのする花には、
多くのミツバチが集まる

ナック

それは人も同じ
自然の摂理ですね

ナック

まぁ、美しい花ほど
棘があるともいいますが…

ムーちゃん

ナックさん…!

ナック

主様、今日もとても素敵な
お召し物ですね

ナック

この会場に咲く、どの花よりも
気高く美しい
よくお似合いですよ

ゆり(主)

あ、ありがとう、ございます…

ナック

それにしても…
ルカスさん、相変わらずの人気ですね

ナック

ルカスさんはとても優しく聡明な 方で、自然と人を惹きつける魅力が
あります

ナック

私もいつかルカスさんのような人に
なりたいですね

ムーちゃん

ナックさんは、ルカスさんのことを
尊敬してるんですね!

ナック

はい
心より尊敬していますよ

ダッ…ダッ…ダッ…

???

ルカス様〜〜!

ムーちゃん

ん?この声は誰でしょうか?

ナック

はぁ…
この騒がしい声は、彼ですね…

???

ルカス様!ルカス様!
あっちにめっちゃうまいワインが
ありましたよ!

???

僕と二人で飲みましょう!

ルカス

こらこら、ラムリくん
貴族のご令嬢様の前で
失礼じゃないか

ラムリ

いいから!こっちです!
早い者勝ちなんで
なくなっちゃいますよ!

ゆり(主)

あの人も、しつ、じ?

ベリアンっ

ラムリ・ベネットくん
ナック君やルカスさんと同じ3階
の部屋所属、掃除担当の執事です

ナック

やれやれ…
のどかな花畑に、厄介な動物が
現れましたね

ナック

こうしちゃいられません
私の出番ですね

コツ…コツ…コツ…

ムーちゃん

あっ!
ナックさん…!

ラムリ

ほら、ルカス様!
早くしないと無くなりますよ!

ルカス

いたた、ラムリくん
無理やり引っ張ったら痛いよ

ラムリ

おっと…!
すみません、ルカス様

ラムリ

だけど、あのワイン絶対ルカス様
好きですよ!
ボクにはわかります!

ルカス

それはありがたいけど…
今は貴族の方たちの接待中だよ?

ルカス

ラムリくんも私ではなく、
貴族の方のお客様をもてなして
もらってもいいかな?

ラムリ

えぇ~、だけど

ルカス

あと、私を「様」をつけて
呼ぶのやめてくれないかな?
なんだか気恥ずかしくて…

ラムリ

何言ってるんですか!
ルカスさまはルカス様じゃないですか!

ナック

騒がしいですよラムリ
ルカスさんに迷惑をかけるんじゃ
ありません

ラムリ

うわっ!
でた…ギザ男ナック…

ナック

誰が「ギザ男」ですか

ナック

わたしには、ちゃんと「ナック・シュタイン」という名前があります
変な名前で呼ぶのはやめていただきたい

ラムリ

はぁ~、分かった
真面目なナックくん

ラムリ

で?
ボクとルカス様の邪魔をしに来て、
いったい何の用?

ナック

あなたが、ルカスさんの接待を邪魔しているから注意しにきたんですよ

ラムリ

なるほど、なるほど
要するに、ルカス様を独り占めされてヤキモチ焼いちゃったってことね〜

ナック

そんなこと一言も言ってないですが… まぁ、いいでしょう

ナック

とにかくラムリ
あなたは執事としての意識が
低すぎるんじゃないですか?

ラムリ

はいはい…
説教は聞き飽きました〜

ラムリ

ってか、上から発言うっざ…

ナック

ん?ラムリさん
今、なんとおっしゃいました?

ルカス

ほらほら、二人とも
喧嘩は良くないよ

ラムリ

すみません!ルカス様!
ナックがあまりにもうざくて〜

ナック

はぁ… やれやれです…

ムーちゃん

ナックさん、大丈夫ですか?

ゆり(主)

性格てきに、合わないん、だね…

ラムリ

そうなんですよね〜
ナックとはどうしても合わなくて…

ラムリ

って、あなたは…!
もしやもしや!主様じゃないですか!

ゆり(主)

そ、そうです…

ラムリ

やっと会えました!
色々忙しくて、ご挨拶が遅れて
申し訳ありません!

ラムリ

ボクは「ラムリ・ベネット」!
主様の忠実な執事でございます!

ムーちゃん

ど、どうも…
な、なんか元気な執事さんですね

ラムリ

主様、素敵なお召し物着てらっしゃいますね!
「リボンくん」も気合入れて準備したんですね!

ゆり(主)

り、リボン、くん?

ナック

フルーレくんのことですよ
ラムリはよく人にあだ名をつけるんです

ラムリ

ねぇねぇ主様、見て下さい!
ボクの服装、どうです?

ラムリ

実はこの前…!
新しい服をリボンくんに作って
もらったんですよ!

ラムリ

似合ってますか?

ゆり(主)

似合って、ます…!
特に、星マークがかわ、いいです…!

ラムリ

おぉ!
そこに目をつけるなんて…

ラムリ

さっすが主様、わかってますね〜
ボクのこだわりポイントなんですよ!

ラムリ

いや~、主様がボクのセンスを
わかってくれる人でよかった~!

ゆり(主)

それは、よかった、です…!

ラムリ

今日、主様と会うまで…
主様ってどんな方なんだろ〜って、
心配だったけど…

ラムリ

ボク、主様のことチョー気に入りました!

ラムリ

これからよろしくお願いしますね、
主様!

ゆり(主)

よろしく、お願い、します…!

ゆり(主)

(気に入られたって感じたののはじめて…!)

ゆり(主)

(嬉しい…!)

ムーちゃん

ラムリさん、すごく賑やかな方ですね

ラムリ

ねぇねぇ主様!
なにか困りごとはないですか?

ラムリ

お腹空いてますか?喉乾いていませんか?そうだ!お飲み物をお持ちしましょうか?

ラムリ

ボク何でもやりますよ!

ゆり(主)

自分で、やるので、大丈夫です…

ナック

こら、ラムリ
主様との距離が近すぎますよ

ナック

それが執事の振る舞いですか?

ラムリ

うるさいなぁ〜

ルカス

ラムリくん
主様への振る舞いは、しっかりね

ラムリ

わかりました、ルカス様!

ムーちゃん

ナックさんの言うことは聞かず…
ルカスさんの言うことは聞くんですね

ナック

ラムリは良くも悪くもお気に入りの相手に100%尽くすタイプなのです

ナック

普段は、あまり人に懐くタイプでは
ないのですが…

ナック

なぜかすでに主様のことが気に入ったみたいですね

ゆり(主)

なぜ、でしょうね…?

ナック

やれやれ…彼の思考は、私には理解不能です

ナック

とにかく…
ラムリが尽くすのは、主様とルカスさんの二人だけです

ナック

そうだ主様、試しに何か命令してみてはどうでしょうか?

ナック

ああなったらラムリなら、何でも言うことを聞いてくれるはずですよ

ゆり(主)

何でも、ですか…?

ルカス

では、ラムリくん
お願いがあるのですが…

ラムリ

はい、なんでしょう?

ルカス

先ほど、私が接待していたご令嬢たちに、お詫びの飲み物を運んでもらってもいいかい?

ルカス

私もあとから合流するからね

ラムリ

は~い!
ルカス様のお願いなら喜んで

ダッ…ダッ…ダッ…

ナック

ラムリ…
彼の子供さに、私は頭を抱えます

ルカス

まぁまぁ
ナックくん、抑えて

ナック

申し訳ありませんルカスさん
私としたことが少し熱くなりすぎましたかね

ナック

それでは私も貴族の方々の接待わして参ります

ルカス

ありがとう
よろしくね

コツ…コツ…コツ…

ルカス

主様、申し訳ありません
ラムリくんが、使用人らしからぬ振る舞いをしてしまい…

ゆり(主)

私は、気にして、ないです…!

ルカス

悪い子ではないんです
主様に尽くしたいという気持ちは、彼の本心ですから

ルカス

ただ、それがちょっと行き過ぎてしまう子供あるので…
制御が大変なんですが…

ムーちゃん

悪魔執事って、個性的な方が多いんですね

ルカス

フフフ…喋る猫も十分個性的だよ

ルカス

そうだ、主様
こっちの世界には慣れましたか?

ゆり(主)

少し、ずつです…

ルカス

何か不安なことがありましたら、このルカスにご相談下さい

ルカス

わたしは屋敷の医療担当
つまり、主様の主治医でもありますから

ルカス

それにしても主様 
まだ何も飲まれてないのですね

ルカス

なにかお飲み物をお持ちしましょうか?

ゆり(主)

自分で、取ってきます…!

ルカス

いえいえ
主様にそんなことをさせるわけには行きません

ムーちゃん

主様には僕がついていますから僕におまかせください!
ルカスさんは貴族の方の接待が忙しいでしょうし!

ルカス

意外と頼りになるね、ムーちゃん
それでは主様をよろしくね

ムーちゃん

はい!任せてください!

ムーちゃん

それじゃあ早速飲み物を取りに行きましょう! 主様!

ゆり(主)

(ムーと一緒に飲み物がおいてある机へ歩き出そうとした、その時だった)

ドン!

ゆり(主)

うわっ!

マスクはなぜ外さないんですか?

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

151

コメント

2

ユーザー

誰かにぶつかった……この後が楽しみ…!あくねこで好きなシーンなんです! 次回も楽しみにしてますね!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store