彼氏から
ラウール
雪乃。バイバイ。
そんなメールが来て
私は、焦った
私の彼氏は『自殺未遂』を するような人だ
私の大好きな人は、 何度もそれを繰り返す。
早まる前に私は、彼氏の元へ向かった
合鍵を家の中に入ると
夕日の光で薄暗く照らされた 彼氏の顔が私の方を向く
今にも、泣き出しそうで
全く光がさしてない目で私を見つめる
私は、ラウールの元へ駆け寄り
抱きしめた
雪乃(ゆき)
どうしたの?
雪乃(ゆき)
また、仕事で嫌なことあった?
私は、優しく問いかけた
すると、震えた声で
ラウール
…なんで雪乃は俺に優しくるの。
ラウール
出来損ないで何も出来ない。俺をなんでそんなに優しくしてくれるの。
ラウール
8人のお兄ちゃん達を守ることも
俺の力でびっくりするほどの成績を残せない。そんな俺を
俺の力でびっくりするほどの成績を残せない。そんな俺を
ラウール
なんで、そんなに優しくしてくれるの
さっきよりも強く抱きしめて
雪乃(ゆき)
ラウールは、SnowMan8人のお兄ちゃん達をびっくりさせるほど頑張ってるじゃん?
雪乃(ゆき)
ラウールは、自分の前に高くて越えられない壁を1人で乗り越えようとしてる
ラウール
そうしないと俺…追いついて行けない
雪乃(ゆき)
その壁は、自分でも立てた高い壁でしょ?
ラウール
…うん
雪乃(ゆき)
みんなは、神様が与えた壁を頑張って乗り越えてるんだよ?
雪乃(ゆき)
ラウールは神様頑張ってあたえた壁にプラスしてるでしょ。
雪乃(ゆき)
そんなのラウールが壊れちゃうじゃん
雪乃(ゆき)
そんなの。ダメだよ。
雪乃(ゆき)
私は、いつでもラウールのそばにいるし。
雪乃(ゆき)
いつだって呼んでいいんだよ。
雪乃(ゆき)
いつでもラウールのところに来るから
雪乃(ゆき)
思いっきり、涙を流していいんだから
雪乃(ゆき)
誰も、ラウールは泣いちゃいけない。なんて、決めてないんだから。
そいうと、静かにラウールは 涙を流した
雪乃(ゆき)
もっと泣きな?辛がったよね。苦しかったよね。もう抱え込まくいいんだよ
雪乃(ゆき)
私が付いてる。
”私が付いてる”と言った途端に
声を出しながら、涙を流した
ラウール
……。
ラウールが私の背中に腕を回し
私の首元に頭を填めて
これまで辛かったことを
無くすかのように
泣き続けた