痛いと思ったら案の定傷口が開いていた
sho
うっ…
グロさに吐き気がする
皮膚にこびりつく固まった血
少しだけ見える肉
sho
切りすぎた…
なんて言いつつ手当をする
とは言っても包帯をまくだけじゃ足りない
sho
しんぺい神のところ行くか?
行った方がいいのだろうが 傷の理由は聞かれると思い行けない
ずっと考えていたらノック音がした
ut
シャオロン?
sho
あ、なんや!大先生
ut
部屋、入ってもいい?
少し気まずそうに喋る大先生に違和感を おぼえつつ返事をする
sho
ちょっとまっててな!
急いで包帯を巻き救急箱を片付ける
sho
ええで〜
ut
邪魔するで〜
sho
邪魔するなら帰って〜
ut
はーい
sho
ちょちょ!本当に帰ろうとすんなよ!w
sho
ビビるやろ
ut
ごめんごめんw
ut
…
大先生はしばらく黙って辺りを見渡していた
ut
なんか…血の匂いせんか?
sho
え?そんなことないで?
ut
…シャオロン?
sho
んー?なにー?
ut
なんかあったん?
ベットに座ってる俺に目線を合わせるように 大先生は座った
その質問は慣れている
sho
なんもないで?
ut
ほんま?
sho
うんうん
心配そうに見る大先生に少し嘘をつく
sho
あ、でも練習してて怪我はしたかもなー
sho
そん時の怪我の匂いかもな!
ut
そう…
sho
うん
まだモヤモヤが残っている顔をして俺を見る
ごめんね、大先生
心配させたくないから…