桜side_
22:30
桜
ココちゃん
桜
この資料終わったわ
九井
早いな。ありがとう
九井
助かった
桜
じゃあ私はもうやることないから帰るわ
桜が帰る準備をする
桜
お疲れ様
九井
おう。お疲れ様
九井
桜、入口から出ないで裏からでr…
九井
…桜?
九井
まじかよ。
桜は九井の発言より先に出てしまっていた
今日もいい仕事したわ
この調子で蘭と会わずに…
???
桜?
桜
…
この声は…聞き覚えのある声
桜が振り向く
桜
…何しに来たの?
蘭
私は心の中で名前を呼んだ
蘭
…
桜
あぁ、離婚届は出してくれた?
蘭
!!
♪~♪
桜
…
蘭の目の前で電話を出る桜
九井
桜聞こえるか?
桜
えぇ、
九井
お前が話を聞かないで先に行くから…
桜
あら、何か言ってくれてたの?
九井
裏口から出ろって言おうとしたんだよ
桜
そうだったの…それはごめんなさい
九井
間に合ったか?
桜
いいえ?今目の前に"1番"会いたくない人に出会ったところよ
九井
そうか…もしあれだったら走ってこっちに来いよ
桜
えぇ、ありがとう
電話を切る桜
桜
それでどうしましたか?灰谷さん
蘭
離婚届は…まだ出てない
蘭
俺が悪かったからもう1回…
蘭
戻ってきてくれねぇか?
弱々しい声で言う蘭
桜
ふふっ、面白いことを言うんですね
桜
離婚届を出していなければまだ私は妻になってるでしょう?
蘭
…あぁ
桜
でも今あなたは違う女と過ごしている。
桜
早く離婚届を出さなければ浮気のまんまですよ。
蘭
…それはっ
蘭
それと…その敬語とさん付けやめてくれないか
蘭
結構きつい、、、
桜
そう。でも私にとってはもう赤の他人です
桜
あなたの妻になるのが間違いでした
桜
もう二度と顔を合わせないで。と言ったはずでしょう??
桜
私はもう行きますね。
桜
さようなら。
桜
お仕事頑張ってください
ニコッと少しの笑顔を見せて去っていく桜
蘭
桜ちょっと待っt…
蘭
ボスに家を貸してもらってたら俺特定出来ねぇよ…
桜
ただいま~
竜胆
おかえりなさい
桜
あら竜ちゃん
桜
千夜ちゃん居ないの?
春千夜
おい、何勝手に入ってんだよ
桜
大事な話があって
春千夜
ンだよ。どーせロクなもんじゃ
桜
蘭にあった
春千夜
ハ?
竜胆
兄貴とあったの?
桜
えぇ、家に帰ってきてって言われたわ
桜
彼も弱々しいところがあるのね
春千夜
離婚届出したんじゃねぇの?
春千夜
だったら早くもっといい男見つけろ
春千夜
俺とかな
竜胆
ヤク中には桜さんの旦那つとまんねぇよ
桜
私は全て記入したから後は蘭だけだったから全て任せたの
桜
そしたらまだ出してなくて…
春千夜
はぁ?まだあいつ出してねぇの?
竜胆
未練タラタラ…
春千夜
お前のくそ兄貴どうにかしろ
竜胆
はっ!?知らねぇし
桜
今男を見つけても私も蘭と同じレベルになってしまうわ。
桜
それに別に無理に離婚届はしようとしてないわ
春千夜
は?なんで
桜
私蘭の声が好きなの
桜
愛しい声、あの落ち着いている声が好き
桜
あの声で名前呼ばれると安心感があって好きなの
竜胆
兄貴の声ねぇ…
桜
ふふっ、だから凄く泣きついて来たら少しは許して家に戻ろうかしら?
春千夜
鬼だなお前…
桜
そう…?蘭もその女にも土下座してもらわなきゃね
桜
そしたらまた考えるわ♪
竜胆
その前に離婚届を出されたら?
桜
あの蘭よ
桜
出しても未練タラタラでしょう
桜
私から離れれるわけがないじゃない
桜
唯一蘭が本命になった私よ?
桜
きっとまた婚姻届を出してくるに違いないわ
春千夜
すげぇ自信だな…
桜
当たり前じゃない。
桜
そんくらいの自信が無いと
桜
私は私としてやって行けないわ
竜胆
あ。そろそろ俺時間だ
竜胆
ありがとなヤク中
春千夜
もう来んなよ
竜胆
桜さん兄貴に変化があったら連絡します
桜
えぇ、よろしくね
竜胆が春千夜の家を出る
桜
なんで竜ちゃんがいたの?
春千夜
今日あいつ取引があんだよ
春千夜
その取引先の情報聞きに来たんだ
桜
へぇ、ちゃんと仕事するのね
春千夜
蘭よりは仕事するからな
桜
みんな意外な一面もあるってことね…
春千夜
あ?どういうことだよ
桜
いいえ、気にしないで
桜
私も帰るわ
桜
話を聞いてくれてありがとね
春千夜
おー。気をつけろよ
桜
お邪魔しました







