黒猫〇〇
ん?
任務を終えてビルから出ると、 太宰から連絡が来た。
私はポートマフィアで太宰は武装探偵社。
元同期だとしても今はお互い敵対組織だ。
黒猫〇〇
( 急に何の用だろ? )
四年ぶりの連絡に戸惑いつつ、 私は指定されたバーに足を進めた。
其れが間違っていたのかもしれない。
太宰治
やあ ^^
黒猫〇〇
「やあ ^^」じゃないのよ
黒猫〇〇
突然連絡寄越したと思ったら飲みに呼んで
黒猫〇〇
然も仕事終わりで疲れてるのに!
太宰治
まあまあまあまあ
席にも座らず怒る私を宥める様に、 太宰はカクテルを差し出した。
促される様に隣の席に座ると、 太宰は満足気に酒を煽った。
太宰治
いやね、ずっと君とまた飲みたかったのだけど、
太宰治
連絡するタヰミングを逃してしまって
黒猫〇〇
何よ、私と飲みたかったって
黒猫〇〇
もう私達は敵組織なのよ?
黒猫〇〇
こうやって飲みに行くのでさえも隠れてしなきゃならないんだから
太宰治
其れでも君は来てくれただろう?
黒猫〇〇
……、
キツイ事を云う様だけど、 私だって云いたくて云ってる訳じゃない。
太宰がポートマフィアに居た時は、 ウザイ処もあったけど良き同期だった。
こうして飲みに行く事も屡々。 私は其の時間が好きだった。
でも太宰がポートマフィアを抜けたから、 こう云わざるを得なかった。
黒猫〇〇
( でも抜けたい気持ちにもなるわな )
織田作が死んで、安吾が組織を裏切って。
何時も四人でいた私達はバラバラになった。
太宰治
そんな悲しい顔をしないでおくれ
太宰治
今日は昔の様に楽しく飲もうじゃないか
太宰治
組織なんて忘れてさ
黒猫〇〇
悲しい顔なんてしてない
黒猫〇〇
…でもまあ、そうね
バレなきゃ良いかな、なんて。






