◤◢◤◢注意◤◢◤◢ エセ関西弁 謎系ホラーです(?) ✋めちゃグロい表現多めです✋ ご本人様一切関係ありません 自衛お願いします
おはようございます悠佑です。
ほとけが居らんくなってりうらの瞳にはもう光が宿っていないけど、今日も俺はりうらを守ります。
タッタッタッタッタッタ
角からちょうど出てきたりうらを追いかけようとすると背後から走る足音が聞こえて来る。
後ろから初兎が走って来ているのは初兎だった。
ただ何故か手元を隠しながら走っている。
よく見ると包丁がタオルに包まれていてそれを抱えながら走っているのが見えた。
初兎は俺の目の前を通り過ぎた瞬間タオルを外し、走る速度を急激に上げた。
間に合わなかった。
りうらは急所を刺されている。
相当な訓練を受けている人じゃないと耐えれないんじゃないかくらいの出血量だ。
りうらは既に目を閉じて息を引き取っているように見える。
俺は初めて好きになった人を守れなかった。
俺はとりあえず、先にりうらを出来るだけ優しく歩道の隅の方に置いた。
俺は多分今までに無いくらい低い声を出しているに違いない。自分でも分かるほど怒りを隠せない。
俺の抑えきれていない怒りに対し初兎は笑みを浮かべている。
愉快そうな顔をして語る初兎に対して怒りが募るばかりだ。
初兎は包丁を振り回し、俺は素手で闘う。 圧倒的不利だ。
俺の拳は初兎の体に入ってはいるが、包丁による傷が増え続ける。
初兎は俺の左胸に包丁の刃先を向けている。
最悪や。
まろとないこが登校するためにこの道を通ろうとしている。
初兎はないことまろに向けて思い切り包丁を投げた。
初兎はにこにことしながら鞄を漁り、もう1本の綺麗な包丁を俺に向けた。
グサッ
ポタポタポタポタ
瞬きした瞬間既に左胸に包丁が刺され、 一瞬にして抜かれた。
酸素が上手く行き渡らず呼吸するにも吐血が出てしまう。
上手く呼吸が出来ない。
初兎は包丁を持ったままないこ達の方へ歩む。
思ったよりも足がふらついて上手く歩けない。
ないこ…まろ…
お前達にはそんな顔させたくない。
例え相打ちになったとしても、
せめてお前達だけでも守ってみせるからな。
意識が朦朧としてきた。
手に残る気持ち悪い感覚。
初兎の顔面を思い切り殴った骨を折った感覚が手に残り続けている。
グチュッ
頚椎を最後に思い切り拳で砕いた。
ドサッ
コメント
2件
面白いです!最高!