八神
………
アリス
………
茜
………
八神
ジャックいないと静かだな
アリス
うん
茜
はあ〜…鬼のくせに意識まで無いってどういうことよ…
アリス
足いってるし、傷あるし、鬼にやられたかもしれない
八神
馬鹿だろあいつ…
茜
ドアも開いていたということは夜のうちに
茜
隣へ行ったってことかしら
八神
多分そうだな
アリス
………
アリス
そういえば、昨日夜悲鳴聞こえなかった?
八神
む、確かにな
茜
ええ
アリス
私、その時事故か何かだろうと思ったけど、
アリス
もしかしたら鬼が家に入って、家主の悲鳴だったんじゃ?
八神
……そうだな
茜
てことはジャック一人だけ起きて、
茜
家の方に様子を見に行ったらこうなった訳ね…
八神
起こしてくれたって良いのにな
アリス
っあ〜!ほんとに馬鹿!
アリス
いくら鬼で体力とかもあるとは言え、
アリス
なんで一人で行くんだか!
八神
…一旦落ち着けよ
八神
とりあえず、しばらくは休むか、
八神
この3人だけで狩るか
茜
うーん…とりあえず3人だけでしばらく鬼退治しましょう
アリス
………
アリス
…家の中は一部が氷っていた
アリス
…鬼がやったかもしれない
茜
氷を使うのもいるの?
アリス
うん、
アリス
他にも、花とか結構あったはず
八神
また面倒な事になったなあ…
八神
………
八神
そういえばさ、
八神
葵がお前に会ってから親友がどうとか言ってたが、
八神
何なんだそれ?
アリス
………
アリス
10歳のときに、森の方へ親友…亜梨沙と花火を見に行ったの
アリス
それでその帰り道に、音がするから亜梨沙が一人で奥へ行った
アリス
……そこで葵が連れているやつに襲われて……そのまま……
茜
……
八神
……
アリス
だいたいあのとき私が逃げさえしなければ、
アリス
まだ最悪の事態は避けられたかもしれないのに
アリス
………
アリス
葵だけは殺したい…
八神
………
八神
今の俺達には無理だ
八神
…また今度だな
八神
……はあ…本当にここで合ってるのか?
アリス
私のスマホに通知来てたからここだと…
アリス
友達が住んでるのここだし
茜
あ〜…歩くだけで疲れそう…
男
おい!そいつを止めろ!
八神
!
女子高生
え、何あの子
男子高校生
は?どの子
女子高生
いや今走っていった子
男子高校生
だからそんなのいないって
アリス
鬼!
八神
おい待て鬼ィィ!
少女
キャハハハハ!
少女
足遅いねえ!
アリス
貴方達は建物の中に避難して
男子高校生
な、どうしてだよ
アリス
いいから!他の人にも呼びかけて!
男子高校生
お、おう…
少女
『秘密の花』
茜
お花…
八神
攻撃だ!茜、気抜くな!
茜
あ、そうね!
ズサァァ…
少女
ふーん、キミたちが氷銀様が言っていた子?
少女
……へぇ〜!すごい髪色してる!染めてるの?
八神
あ゛?地毛だよ(怒)
少女
アハ、怖いこわ~いw
アリス
………はあ
少女
ふふふ!『花弁の風』
ンパッ❀
八神
わー花だー綺麗だなー(棒)
八神
なんて言うと思いました?!
ジャキッ
少女
うーん…それよりも、隣の子を心配すれば?
八神
…アリス?
アリス
……大丈夫、めまいがするだけだから…
茜
大丈夫じゃないでしょう!
アリス
戦えないとは言っていない…ゲホッ
八神
建物の影にいろ
アリス
…ごめんね、また後で
少女
………あーらら、一人いなくなっちゃった
少女
なつの邪(じゃ)はね、軽〜く毒状態にするんだ
少女
もちろん、めまいより酷いものもあるよ…
八神
……
え、じゃあさっきの花弁や花に俺が触れていたら…
あーーもういいや
八神
『炎鎌』
少女
よっと(バク宙)
少女
キャハハ!そんなので倒せるわけないじゃ~ん
茜
『水射』
少女
んっ冷たっ
少女
て、わっ?!
バシャァァァ!
少女
あいたたた…
茜
ふう、まず一発…
八神
俺のよりすげえわ…
茜
そんなことはないわ♪
少女
うーん…ざーんねん♪
少女
なつに効かないよ!
茜
…
少女
だってよく考えてみなよ〜?
少女
お花は水とかを浴びると咲くよ?
茜
…八神、貴方だけ攻撃しておきなさい
八神
そういうことね?!
八神
『炎鎌』ッ!
少女
『花輪』
茜
グッ…(花の輪で首を絞められている)
八神
茜!
ジャギンッ
茜
っはあ…はあ…
少女
あれ、解いちゃった?すごいね〜
少女
褒めてあげるよ!
少女
『花輪~双~』
八神
足元やばっ
ヒョイヒョイ(ジャンプしながら避けてる)
少女
そのまま走るのか…
少女
なつムリだな〜
少女
さあ、行っておいで!
なんかキモいやつ
オギュルルル
少女
吸い取っちゃえ!
茜
きゃあ?!キモっ!!
茜
ていうかくっ付くなぁ!(泣)
少女
あ、早く取ったほうが良いよ…
死ぬよ
茜
な、こんなの…どうやって取るのよ?!
少女
さてどうでしょう…?自分で考えないかな…?
カチンッッ
八神
クッソ!切れねえ!
なんかキモいやつ
キュゥゔ
茜
ゲホッゲッ…
八神
茜!
少女
さて、かーえろ♪
ボワッ
なんかキモいやつ
ギュルルル…
茜
痛っ!
八神
わっ、すまん
八神
……火で燃やせばよかったのか…
茜
まあさっきも言っていたもの…
アリス
んっ……
アリス
……ごめんね、戦えなくって
八神
そんな、大丈夫だよそんなの
アリス
……今度からは花弁やそのキモいのに注意しなきゃ
八神
そうだな……
茜
………
ジャック
……む、帰ってたのか
アリス
わっ…びっくりした…
八神
うおっ
ジャック
驚かせたのはすまん
茜
はあ〜…貴方なかなか起きないし火傷してたわよ…
ジャック
ん…
アリス
なんで夜中に消えるの…
ジャック
だからごめんって
八神
はあ…で?夜に何があった
ジャック
記憶は曖昧だが、
ジャック
確か一昨日の夜中に隣の家から悲鳴が聞こえて、
ジャック
お前らを起こすのも悪いかと思って、俺一人で行って…
ジャック
そんな感じ
アリス
うーん…その傷とかって鬼にやられたの?
ジャック
ん?ああ
八神
そいつどういうやつだった?
ジャック
んー…確か…猫耳で尻尾二つあった
アリス
猫耳…?