ツーマンセルは障害持ち

シャオロンとショッピが連れてかれた

その犯人は前々から依頼書に書いてあった男だって言ってた

依頼書って？なんやろう

そういえば大先生達の仕事ってなんやろう

…いや、今はショッピ達や

でも連れていったのが皆の仕事関連の人？

なんやろう…なんでモヤモヤするんやろう……

チーノに…聞こう

俺だって、守りたい

シャオさん苦しそう…

ちゃんと頼るって…言ったくせに…ｯ

嘘ばかりだ…シャオさんは

嘘つきだ…ｯ

バレた…

流石に息が荒いとバレるか…

…ごめんね頼れなくて

だって頼ったらお前は俺を守るやろ？

俺はもう守られて仲間が傷付く姿を

離れよう

こいつらから

もっと前からこうすれば良かった

俺がここにいたらダメなんだ

守られてばかりのお飾りの姫

そんな姫はもういらない

…もう、いいや

誰かに呼ばれる声がして目が覚めた

さっきまでいたはずのシャオさんがいない

いくら呼んでも、探しても

どこにもいない

出口と思われる扉は開いてた

俺を置いてった？

俺はいつまでもシャオさんに引っ付いちゃダメだって

そう思って涙を拭って扉に向かって歩いた

暗い

よく見ないと分からない道

大丈夫…きっとこの先にいるはず

進め…逃げちゃダメだ

皆のとこに…帰るんだ

沢山歩いた

微かに聞こえる俺を呼ぶ声を目指して

声が聞こえる所に行っても辺りは暗くて見えない

出口は？シャオさんはどこ？皆は？

この暗い空間が俺を孤独へと追い詰める

怖くて怖くて、でも進まなきゃいけなくて

皆に、皆に会いたくて

もう1回、歩こう

今度は壁をよく見よう…何かあるかもしれない

そう思った時

ｶﾞﾁｬｯ

扉が開いた、そこからロボロさんが出てきた

安心したら涙が止まらなくなった

やっと、やっと会えた

ロボロさんに続いて皆が出てきた

良かった…探しに来てくれた……

……ぁれ、

シャオさんは、？

トントンさん達は知らない様子だった

だとしたら、シャオさんはどこに…？

シャオさん…

どこに行ったの、？