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昔々の貴族の御息女のお話です。
恋愛のトラブルでしょうか。 あるとき姫は、 一人の女に激しい嫉妬を覚え、憎悪を募らせるようになりました。
そこで姫は呪詛の神と知られる貴船神社に何日もお参りに行きました。
姫
姫
その必死な姿を憐れんだ神は、こう言いました。
神
それからというもの、姫は おぞましい姿で、 五つの火を伴い、 大和大路を南へ走って 宇治川に浸かるように。
そのおぞましさに、彼女を見て頓死した人まで現れたと言います。
そうして彼女は、鬼となりました。
鬼となった姫はまず、 目的の女を憑き殺し、 続いて彼女の恋人である男を殺し、 そして女の親類縁者を殺し──
そして遂には暴走し、 目につくすべての人間を殺すように。
姫は様々なものに姿を変えは、 たくさんの人間を血祭りに上げました。
ある夜のことです。 一人の武士が馬に乗って堀川の一条戻橋を通りかかりました。 姫はその武士を次の獲物に定めました。
姫は美しい美女に化け、
姫
武士
それを機と見て姫は変化を解き、宙に浮き上がりました。
武士は慌てましたが、
ザン……
姫
姫の片腕を斬り落としました。
姫は驚き、逃げていきました。
翌日、武士は主人に事の次第を話し、鬼の腕を渡しました。
主人は知り合いに相談することに。
主人(こんな見た目だけど、男だよ)
知り合い
主人(こんな見た目だけど、男だよ)
知り合い
知り合い
知り合い
主人(こんな見た目だけど、男だよ)
知り合い
主人(こんな見た目だけど、男だよ)
モブ君
以降、姫が都で暴れることはなくなったといいます。
知り合い
知り合い
知り合い
道満を呼んできて。
雪乃
雪乃
たいちょ(主の推し)
僕は葦名雪乃。
何の妖怪になったのか調べるため、 病院に来ています。
そしたら「橋姫だね」なんて言われて、源氏物語かよって反応したら、 朱雀様こと蘭丸さんに笑われました。
てことで、初代の橋姫様のお話を聞いたというわけです。
雪乃
たかはし
たかはし
たかはし
たかはし
雪乃
たいちょ(主の推し)
↑ヤバそうなフラグに気づいた隊長さん
何故か僕には、 その後しばらくの記憶がありません。
疲れてたのかな?
たかはし先生に聞いてみたら、
たかはし
たかはし
ですって。
なんかズレてる感じはあるけれど、 ……まあいっか!
たかはし
雪乃
雪乃
雪乃
“七々扇 花火” です。
とにかく僕は、 たかはし先生の厄介になることに。
花火
そこで出会ったのが──
コンコン
花火
歌川国子ちゃんでした。