ジョゼフ
私は広間の中央で口枷を嵌められ、唸っている青年を見て呟いた。
そう、あれは星の綺麗な夜の事だった。
ーハンター寮ー
ナイチンゲールと呼ばれる女はハンター全員を広間に集めて発言した。
ナイチンゲール
突然の出来事に皆困惑していた。 なぜなら彼はー
マリー
マリー
ジョゼフ
彼女は一瞬口篭り、答えた。
ナイチンゲール
ジョゼフ
彼女によると、イソップ・カールと呼ばれる青年は荘園に来てまもなくサバイバーを2人殺めたらしい。
そしてさすがの荘園の主も手に負えなかったようで、サバイバーより力のあるハンター寮で預かる事となったそうだ。
ジョゼフ
あの後。 結局この子を預かる事になったのはジョゼフだった。貴族なのでマナーをきちんと教え直せ、と言われたが,
ジョゼフ
ジョゼフ
ジョゼフ
そう思い私は彼の口枷を外した。
イソップ
ジョゼフ
イソップ
ジョゼフ
次の瞬間、彼は刺すような目つきでこちらを睨みつけてきた。
イソップ
ジョゼフ
イソップ
イソップ
何故だろうか。 私は自分の腰にあったサーベルを彼の喉元に当てていた。
ジョゼフ
死臭?馬鹿な。 わたしはまだ生きている。
イソップ
イソップ
イソップ
イソップ
彼は狂ったように呟き続けていたが、私の耳には入ってこなかった。
ジョゼフ
ジョゼフ
ジョゼフ
喉元のサーベルが彼に食い込み、真っ赤な血が流れてきた。
私は少し、この子が何故人を2人も殺めたのか理由が分かったような気がした。
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭
コメント
2件
やっぱ來栖ちゃん最高