僕を見てよ ￤ 桃青

桃青

？

ある日の夜、俺は友人と一緒にとあるライブに来ていた。

友人が可愛い女の子いっぱい出るから！と言っていて適当についてきてしまった。

正直本当につまらない、

友人には悪いが先に帰ろうとした時、1人の"男"に俺の目線が集中した

ステージに上がる子はさっきまでみんな満面な笑みだった

けど彼は違った

まるで今この瞬間を楽しんでいないかのような。何故か俺に似てると勝手に思い込み見入ってしまっているのだ

曲が流れたら彼は目付きが変わった

いつか憧れた何かの様に俺には輝いてみえた

これが俺がとある男のリスナーになった日だ。

控え室

この方は僕のマネージャーの黄さん、

とっても良い方なんだ〜

僕にマネージャーなんか、、と思っていたんだけれど思ったより僕は売れているらしい、？

そして今日はとある地下ライブでのイベントに参加させてもらった

帰ろうとしていたお客さんが見えたから結構走って初めはいい感じの顔作って可愛めの声でおどおどした感じでやってみたんだけど、

あのお客さんには刺さったみたい。

な〜んてね笑 そう、僕は別に自分に自信が無い訳では無い

自分に自信が無いなんてメンタルも弱いしこんなこと出来ないだろう。

そんなの当たり前だ自分に自信が無いやつがこんなすぐ叩かれるような場所に立たない

と、僕は勝手に思っている。

そして明後日にはどこかで握手会イベ

僕の事を推してくれている人は自信の無いよく分からないメンヘラばっかり

いつもリスナーからされる話は私も自信がなくて、、から始まる

聞き飽きたんだよそんな台詞。

もっと話題ないのかな？

呆れるよほんと

SNSで 青 と検索したらすぐに出てきた

知名度低いのかと思ってたが結構高くてイベントなどもよく参加しているようだった

そして俺は初めてDM機能というものも使ってみた

慣れないので誤字や脱字が酷くなってしまった。

送信取り消しができないようなのでまあ放置しておく、伝わるだろう。

( 写真がないので無地で ）

握手会 当日

🗣 はい！！大好きです！

あ〜、相変わらずつまんないな〜

お、初々しいな〜

まあ沢山いるけど

あれ？なんか思ってた反応と違う

チケット50！？1枚でも万超えするのに、

は？どゆこと？え？

向こうから手放した、え、

返事なし？？はい、、？？

僕はこの日でこの界隈から姿を消した

あのリスナーさんを探すためだ

きっとあの人は僕のおどおどした姿に惚れたんだろう

次会う時までにもっと可愛くなって、どんな僕でも好きになって貰えるよう努力してやる

これが没ってやつか