稲荷崎高校の夢

あの日以降の部活動見学は無事終わり、通常練習の日々が始まった。

朝イチの練習にも関わらず、すぐにバテてしまう皆

それもそのはず、春は終わりを迎えようとしていたからだ。

春が終わり、夏が始まればすぐにインターハイが始まる。

予選前で気合いの入る先発メンバー

それに釣られいつも以上に気合いが入る🌸

お昼休み、いつもの様に皆でお昼ご飯を食べていた🌸達

クラスの子が🌸に｢3年の人に呼ばれてるよ｣と言われ出入口に目を向ける

そこには朝練でも会ったはずの、見慣れた白髪の男子が立っていた。

教室の入口近くの窓を挟んで話を進める北

北と話す🌸の姿を見ながらハンと鼻で笑いながら話す2年ズ

入部した頃からちゃんとバレー部に向き合って来た🌸

皆の努力を1番近くで見てきたからこそ言える、確信的な勝利への自信

本人達も到底負ける気など無いからこそ、🌸は特に励ましたりはしなかった。

暑い夏の日が続く8月

無事IHを終えた稲荷崎高校は、今年も優勝と言う形で幕を閉じた。

そして夏休みが始まり、合宿に向けての練習を続けるバレー部

インターハイ後も3年生達はバレー部に残り、共に春高を目指す事が決まった。