アイドルの裏側

何をしても上がらない成績

そんなだから俺は勉強するのをやめた

授業もまともに聞かないようになった

友達もいなくなった

中学３年生の３学期

俺は遂に不登校になった

高校に入った

俺の住んでるところ1番の底辺校だ

行きたくなかったけど履歴書に書くために、せめてもって思って通った

ちょっとくらいいい所になるかなって思ってた

でもそんな甘えは通じない

中学の奴らだ

問題児だった奴ら

そいつらがまた俺の変な噂を広めた

高校こそ酷かった、地獄同然だった

俺が虐められてる様子を撮られて同級生に見られて他の奴に虐められる

色んな事された

カッターで腕を切り刻まれたり

水を頭から掛けられたり

弁当カフェオレ浸しにされたり

家に学校来るなって張り紙されたり

ある日の朝、起き上がれなくって昼くらいに病院に行った

そしたら医者にこうやって言われた

「精神的に大変危ない状態です｣

って

その事を伝えようと家に帰ったら

「この家を出ていきます｣

と書かれた手紙と通帳が添えられていた

もう何週間も学校に行ってない

ベッドの中で蹲ってる

深夜に飯を買う時だけ外に出る

そんな生活が続いた時

1件のメールが届いた

from:〇〇高等学校 今週の土曜日、カウンセリングルームに 来て下さい。 for:mzt

言われた通り俺は学校のカウンセリングルームに行った

「正直、このまま行くと留年に なっちゃうね｣

なんでもないように軽く言われた言葉が俺には重かった

「そ、日数も成績も足りないからさ｣

どうせ留年しても通うつもりはなかった

先生と話し合い高校を中退する事にした

高校2年生の２学期後半

俺は自分の学校生活にピリオドを付けた