俺は初めて会った時から君のことが
好きだった
俺が君のことを全部全部、
知ってると思った
青
さとみくん!
青
ふへへ/////
青
さとみくんは、かっこいいもん!
あれも、これも、全部
桃
嘘だったのかなぁ...w
桃
思わせぶりはさぁ、ずるいよッ
桃
もっと好きになっちゃうじゃんッ...
君の声も
顔も
性格も
全部、大好きなのにッ
桃
俺じゃ、ダメなんだ...w
バァン!
桃
ビクッ
桃
な、なんだ?
桃
あッ...
桃
そっかぁッ...こんなこと思ってる間に失恋しちゃったんだッ...
気付いたら目の前が歪んで見えた
桃
あ、あれ?なんでだろポロポロ
手には大粒の涙が零れていた
桃
泣きたくないッ...
桃
認めたくないなぁッ...ポロポロ
空を見ると雲が ゆっくり流れているのを感じた
ガチャ
桃
ふぇ?
赤side
桃
ふぇ?
赤
やっと見つけた
ギュゥ
桃
ちょ、莉犬くん?
さとみくんの目は かすかに赤くなっていた
さっき泣いたのだろう
赤
ねぇ、ころん先輩じゃなくて
俺にしませんか?
俺にしませんか?
桃
えッ?
戸惑うよなぁ
赤
さっき泣いてたんですよね?
桃
え、あッいやッ...
赤
俺だったら、
赤
俺だったら!
赤
絶対泣かせないのにポロポロ
桃
ちょ、大丈夫?
赤
もう!
赤
なんでそんな鈍感なの!
着崩した制服のネクタイを 引っ張り
彼の唇に軽く触れた
桃
えッあッ.../////
赤
こういうことです!
桃
莉犬くんッ...
赤
はい
桃
キスは好きな人にしないとダメだよ?
赤
あー!もう!
赤
さとみくんが好きなんです!
赤
好きで好きでたまらないんですッ
赤
もうッ...忘れようとしても
無理なのぉッ.../////
無理なのぉッ.../////
桃
えッ/////
さとみくんの顔は真っ赤に染まった
赤
俺はころん先輩みたいに
かっこいいやつじゃないし
かっこいいやつじゃないし
赤
るぅとくんみたいに
可愛いわけじゃないけど
可愛いわけじゃないけど
赤
さとみくんに似合う人になりたいのッ...
桃
莉犬くんッ...
赤
分かんないけどぉ!
赤
大好き!
赤
もう、好きッ...
桃
莉犬くんッ...
ギュ
彼は優しく俺を抱きしめた
桃
俺も莉犬くんの気持ちにすぐ気付かなくてごめんッ...
桃
話を聞いて莉犬こと気になってきて...
桃
だから、待っててください
赤
ふふ
桃
え?え、?
赤
いくらでも待ってますよ!
赤
だって先輩一筋だからニコッ