テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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五条家の化け物

第11話 - 「おかあさま｣上

5,114

2024年08月13日

#呪術廻戦

#男主

#ハッピーエンド...？

ほのかな湯♨️

私は幼い頃から一人ぼっちだったからね

「愛してる」とか

「大好き」って言葉も嬉しいけど

本当に嬉しいのは

変わらずそばにいてくれることなの

言葉だけじゃなくいつも隣に居てくれる

不安な時、安心できる人が隣に居たら

…それはそれは、幸せなことだと思う

だからこの事実を知る私はずっと一緒に居てあげるの

それが私が出来る唯一の恩返し

私があげられる見返りを求めない優しさ

久我マリア襲撃事件の翌日

夏油傑

…えっと…昨日何があったのかな

久我マリア

ましろさん！あなた勉学の成績は良いのね…！？

ましろ

でしょ

家入硝子

…ははっ天地がランバダ踊るくらいありえないと思ってたことが実現したな

五条悟

俺にも何が何だか…

家入硝子

おい五条

ましろ

？

五条悟

あ？

家入硝子

あー、悟の方だ悟

ましろ

わかった

五条悟

んだよ

家入硝子

面白くないだろ？初恋の許嫁が双子に取られたんだもんな？

久我マリア

ちょっと硝子ちゃん！！

ましろ

…許嫁？居たんだ

久我マリア

違うわ、あのクソババアが五条家と久我家を繋ぐために無理やりやったのよ

夏油傑

ん？聞き間違いかな…？クソって言った？

ましろ

嫌なの？

久我マリア

そりゃあ嫌よ！好きな人と結婚したいわ！

夏油傑

…大丈夫かい？悟

五条悟

……おーー……

夏油傑

………

ましろ

なんで嫌なの？いい株じゃない？

久我マリア

…それ聞く？本人がいる所で

ましろ

つまり嫌なところはある、と

久我マリア

！ましろさん嫌いに＿はならないけど！！

ましろ

ははっ、ならないんだ

家入硝子

おい、マジで何があった

家入硝子

五条、何か知ってることは

五条悟

アイツがマリア襲おうとしてた事くらいしか

久我マリア

だーかーら！！！

ましろ

落ち着いて

久我マリア

！！

久我マリア

…良くないわよ、誤解は解かないと

ましろ

………

ましろ

……はぁ、そんな五条嫌なの？

久我マリア

…どうして？

ましろ

顔に出てるよ

久我マリア

なんですって…！！？ダメよそれは！！

ましろ

どうして？

久我マリア

変顔勝負の時負けやすくなっちゃうわ！！

ましろ

ふはっそれ、今心配する？

久我マリア

わ、笑わないでよ！私は真剣なのよ！

夏油傑

ねぇ、マリア？

久我マリア

どうしたの？

夏油傑

そんなに悟が嫌ならましろと婚約すれば？

五条悟

は？

久我マリア

なるほど！

五条悟

はっ！！？

ましろ

ん？

久我マリア

ましろさん、どう！！？

ましろ

いや、どうって言われても＿

五条悟

断れよ

ましろ

あ？

久我マリア

…いやなの？

五条悟

断れ！！！

ましろ

……んーや？光栄だけど？

久我マリア

まぁ！

五条悟

おいこら！！！

五条悟

元はと言えば傑お前…！！

夏油傑

だって同じ五条だし、同じ顔。なら素直で優しい方がいいだろう？

五条悟

俺とコイツが同じぃ！？

五条悟

はっ、冗談じゃない！！

五条悟

それにコイツは五条じゃない

家入硝子

そういうところじゃない？

五条悟

あﾞ！？

久我マリア

…んふふっ、私達いい悪友になりそうね！

ましろ

うん、そうだね

久我マリア

…あ！！ましろさん！！

ましろ

うん

久我マリア

好きな人は居ないの！？

ましろ

………え？

久我マリア

恋バナしてみたいの！

家入硝子

今？

久我マリア

今！思い立ったら即行動よ！

ましろ

……好きな人…………

ましろ

…………

久我マリア

…ｱｯごめんなさい、触れちゃいけない話だったかしら…

ましろ

いいや、考えてる。ちょっと待って

久我マリア

考えることある？

ましろ

…好きな人の、意味が分からない

五条悟

は？

ましろ

…今までの人生、関わってきた人が少ないから…

久我マリア

…そんな深く考えなくていいのよ？

ましろ

え？

久我マリア

その人の事を考えるとお胸がドキドキしたり、その人が幸せなところを見ると自分まで幸せな気持ちになる、それが好きな人！

ましろ

…胸がドキドキは分からない

ましろ

だけど…うん、居る…と思う。ずっと前に会った人だけど

久我マリア

まぁ！

久我マリア

んふっ恋愛っていいわよね！

ましろ

…どうして？

久我マリア

今のましろさん、すごく優しそうな顔をしていたわ！

ましろ

！

五条悟

おぇ、気色悪っ

久我マリア

ちょっと悟さん！！

五条悟

じゃあなんで髪伸ばしてんだよ、気持ち悪ぃ

ましろ

髪？

久我マリア

ダメよ。人の容姿を悪く言うのは

五条悟

！マリア…

ましろ

…だって、髪を伸ばした俺って＿

夏油傑

え？

ましろ

他の女性に遅れを取らないくらいには綺麗だろ？

五条悟

はっ？

家入硝子

それはそうだな

ましろ

もう顔も覚えてない野郎に「髪を伸ばしたお前は便利だな」って言われて

久我マリア

便利…？どうして？

五条悟

妊娠しない、喘がない、嫌と言わない

五条悟

この3つが揃ってるからだろ

久我マリア

！！悟さん本当に貴方どうかしてる

ましろ

よく分かったね

久我マリア

よく分かったね！！？？

久我マリア

…ぅ、気分が悪い…

ましろ

真っ青じゃん、大丈夫？

久我マリア

…ましろさんこそ、大丈夫なの…？

ましろ

べつに、普通だけど

久我マリア

…………

ましろ

………あぁ、なるほど？

久我マリア

………

ましろ

俺別に無理やりって訳じゃないよ

久我マリア

は、？

夏油傑

え？そういう性癖？

ましろ

違う

ましろ

俺が行かないと…あの人が行くことになってたし

久我マリア

…あの人…？

ましろ

苦しそうな顔をしながら行って、絶望した顔で戻ってくるのは見たくないでしょう？

ましろ

それが一国より大切な人なら尚更

久我マリア

！

久我マリア

ましろさん、貴方今までどんな環境で＿

ガラガラッ

久我マリア

！

ましろ

………あれ、なんで怒ってるんですか…？

久我ユーリ

…まず、盗み聞きするつもりじゃなかったことだけ謝ろう

久我ユーリ

マリア、お前に任務だ

久我マリア

…え！？日曜なのに！！

久我ユーリ

呪術師に休みは無い

久我マリア

えぇえぇ…

久我ユーリ

ましろも連れて行け

ましろ

え、ちょ＿

久我ユーリ

行け

ましろ

…え、な、なんでおこってるんですか…

久我ユーリ

ましろ、行け

ましろ

え、ま、マリアさん、

久我マリア

…行きましょ、ましろさん！

久我マリア

大丈夫、大丈夫よ！

ましろ

…い、行ってきます…？

久我ユーリ

マリア、何が何でも夜7時まで帰ってくるな

久我マリア

…？分かりましたわ

タッタッタッ

久我ユーリ

…ﾌｰｯ…

夏油傑

先生…？

久我ユーリ

五条

五条悟

あ？俺？

久我ユーリ

今からお前の母親がここに来る

五条悟

………は？

in車内

ましろ

………今気がついたんだけど、マリアさんも少し怒ってる…？

久我マリア

少しだけ怒ってるわよ

久我マリア

ましろさん、貴方はもう少し自分を大切にして

ましろ

………うん

ましろ

確かにあの場で言っていい事じゃなかったね

久我マリア

なっ、違うわ…！

久我マリア

…ちがうの、私が言いたいのは、

ましろ

…さて、着いたよ

ましろ

行こうか

久我マリア

………えぇ、行きましょ

一方その頃

五条悟

は、母さんが来る…？

久我ユーリ

マジの話だ

五条悟

いつ

久我ユーリ

今から

五条悟

はぁ？いくらなんでも常識無さすぎだろ

久我ユーリ

お前の母親に言ってくれ…

家入硝子

そゆことなら私は部屋戻る

家入硝子

夏油は？

夏油傑

私も部屋に戻ろうかな

タッタッタッ

五条悟

ﾁｯアイツら…

五条悟

…それで？何しに来んだよ

久我ユーリ

…3通りある

久我ユーリ

まず、お前の学校での様子を聞きに来た説。これは正直可能性は低い

久我ユーリ

次に学友の観察。これが説としては1番濃厚。あの母親、過保護なんだろ？

五条悟

過保護なんてもんじゃない、あれは病気

久我ユーリ

…んで、最悪は【ましろの情報が五条家に漏れてる】だ

久我ユーリ

可能性は？

五条悟

…困った事にゼロじゃない

久我ユーリ

ﾁｯ

久我ユーリ

ましろの事は後々言うはずだったが…

五条悟

まぁいいんじゃね？どうせいつか呪術界にはバレるんだし

久我ユーリ

…そうだな、いずれは呪術界がましろを見つけるだろう

久我ユーリ

だが問題はそこじゃない。問題はあの母親なんだよ…

五条悟

あ？

久我ユーリ

お前知らないのか、あの母親＿

ガラガラっ

夜蛾正道

ユーリ！…来たぞ

久我ユーリ

ゲェッッ

五条悟の母親

まぁー！悟ちぁあん！

五条悟

ｹﾞｯｯ母さん…

五条悟の母親

元気だった！？お母さんによく顔を見せてちょうだい！

一方その頃

ダッダッダ！

久我マリア

ぎゃぁあああ！！！

ましろ

叫ばないで音が聞こえない

久我マリア

ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ！！！

ましろ

…うん、俺らの手に負えないから一旦帰ろうか

ましろ

叫んでいいよ

久我マリア

帰るって言っても＿

ドォォンッ！！

久我マリア

この調子じゃ生きて帰れないわよ！！！

ガンッ！！

久我マリア

ぎゃぁああ！！

ましろ

！マリアさん、そっちはダメだ！！！

久我マリア

なんて！！！？聞こえない！！！

ましろ

動くな！！！！

久我マリア

え＿

ましろ

ﾁｯ！！

ドォォンッ！！！

久我マリア

………ぁれ、死んでな＿

バタンっ…

久我マリア

！！

久我マリア

え、嘘ましろさん倒れて＿

ｸﾞｧｱｱｱ!!

久我マリア

！！呪霊の討伐も出来てないのに、ましろさんが戦闘不能…！！

久我マリア

し、死んでは＿

久我マリア

…よかった、しんでない…

久我マリア

ど、どこか隠れられる場所！！

ダッダッダ！！

久我マリア

はぁ、はぁ…！

ドサッ

久我マリア

重かった…いや、同い年の男性にしては重くなかったような…

久我マリア

と、とりあえずこの中に入れば安心＿

ましろ

………

久我マリア

……どなた？

ましろ

………

久我マリア

…あれ、私今ましろさんを背負ってたと思ったのだけれど…

久我マリア

…君、ここで迷ったの？

ましろ

………

久我マリア

…？喋れないのかしら…

久我マリア

(綺麗な子……澄んだ空気のような目をしているわ)

久我マリア

ましろさんどこ行ったか知ってる？

ましろ

………

久我マリア

身長がこーんなに高くて！真っ白の髪の紫色の目をしている人

久我マリア

知らない？

ましろ

…………

久我マリア

…そう、知らないのね…

久我マリア

…ダメよね、私が怖がってちゃ！

久我マリア

君！

わしゃわしゃ！

ましろ

……

久我マリア

もう大丈夫よ！安心してね！

わしゃわしゃ

久我マリア

もう怖くない、そう怖くないわよ〜

ｸﾞｧｱｱｱｱ!!

久我マリア

！

ましろ

……Μείζων?

久我マリア

みぞん…？え、ごめんなさいなんて？

久我マリア

あれ、あ、まさかの日本人じゃないの…！？

久我マリア

え、ど、どうしましょう…貴方の国で頭を撫でる行為は不敬にあたらないかしら…

ましろ

………

久我マリア

…ぅ、時間が少ないけれど味方だって安心させるにはどうしたら＿

久我マリア

…ええい、一か八か！！

久我マリア

君、失礼するわね…！

ぎゅう

久我マリア

大丈夫、私は味方よ〜！！大丈夫、大丈夫だからね！！

ましろ

…………

ガシャンっ！！！

久我マリア

ﾋｯ！！

久我マリア

さ、下がって！奥の方へ行ってて！

ましろ

………

ガシッ！！

久我マリア

いやぁあああ！！

久我マリア

は、離しなさいよぉお！！

久我マリア

君！君は早く奥へ行きなさい！！！

久我マリア

被弾したら、危ないからぁああ！！！

ドンッ！！！

久我マリア

:( ́ཫ`):_

ましろ

…………

ｸﾞｧｱｱｱｱ!!!!

ザシュッ！！

久我マリア

いﾞｯ！！！

ましろ

！！

ぎゅぅ…！！

ましろ

……＿

久我マリア

この子には、指1本触れさせないわよチクショー！！

久我マリア

(このままじゃ死ぬ、でも戦っても逃げても死ぬ！)

久我マリア

＿＿なら、この幼い子の盾にでもなってやるわ！！！

ましろ

……何故でしょうか

久我マリア

！あなた日本語通じるのね！？

久我マリア

あぁ良かった…君、こんな暗いところに1人でよく頑張ったわ！もう大丈夫よ！

久我マリア

安心してね！(*´˘`*)

ましろ

！！

グァアアアアッ！！

久我マリア

ﾋｨｯ!

ましろ

＿＿…

ドンッ！！！

久我マリア

＿＿＿ぇ

ましろ

…ﾌｰｯ

ｷﾞｬｱｱｱ!!!

グチャッ！！！

久我マリア

ﾜ､ﾜｧ...ﾂ､ﾂﾖｫｲ

ましろ

あの

久我マリア

はい！！？

ましろ

……少佐を知りませんか

久我マリア

しょ、しょうさ…？は知らないわね

久我マリア

貴方、お名前は？

ましろ

………ましろです

久我マリア

………〜〜っ！？

ひょいっ(抱き上げる)

ましろ

………

久我マリア

お、お兄様ぁぁ！！？ましろさん、小さくなっちゃったわ！！！！？

久我マリア

うるさい女でごめんなさい！！すぐ解決するわ…！！

久我マリア

ぅ、うぅﾞ…！それまで、それまでは私の抱っこで許してぇﾞえﾞ！！

久我マリア

誠心誠意、大人に戻るまで守るからぁぁあﾞ！！

ましろ

！……

久我マリア

今回のお話はここで終わりよ！

久我マリア

最後の私、君って言ってみたり貴方って言ってみたり口調迷子だったわよね…

久我マリア

君って呼び方はね、お姉様の真似をしてみたの！

久我マリア

記憶の中のお姉様はね、すっごくかっこよくて助けに来てくれた時すごく安心した覚えがあるの

久我マリア

だから私もお姉様みたくかっこよくて安心の出来る大人ぶろうとしたんだけど…

久我マリア

いやぁ、あの小さいましろさん強かったわね…

久我マリア

私ももっと強くならないと！

久我マリア

このお話のイメージソングはKing Gnuさんの【三文小説】でした！

久我マリア

次回もお楽しみ！

五条家の化け物

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フォロー失礼致します‪.ᐟ( . .)" なんか情緒がぐちゃぐちゃになりました…(?) なんか切なくて泣けるんだけどほっこりすると言うか…｡語彙力皆無すぎて伝わるか心配です…🥺💦 とにかくめちゃくちゃ天才的な作品です‪.ᐟ🫶🏻︎💕

あぁ…母親削りたい…鰹節にしたい…ちっちゃくなったましろ君の第一声が「少佐」なのまじで感動するし悲しい😭✨可愛すぎかよ🤦‍♀️👼💕次回の可愛いを楽しみに待ってます(* ॑꒳ ॑🫶🏻)💓ﾗﾌﾞﾁ

見るのが2作品まるまる遅れましたああああああああぁぁぁ！申し訳ございませんm(_ _)m 今回も最高でした！人作品前のマリアが(くそババア！)って言ってた時に、ましろが、(ふ、くそババア笑)って笑ってたのすごい面白かったです！読んでた時に(だよね！？面白いよね!?)ってなりました笑今回の作品も予想外の展開に驚きました！次も頑張ってください！長文失礼しました！

ほのかな湯♨️

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