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空に浮かんだ身体は相変わらずで
久しぶりにsktが触れてくれた嬉しいなんて
こんな事考えてる状況じゃないのになぁ
最近skt、冷たかったから
触れてくれて、気にかけてくれて、
ほら今だって
❤️
❤️
青空に白い雲、そして血―…
あはは、srmfskの色じゃん
あれ、俺の色…
俺の色は…？
❤️
ああ、sktの胸元で光ってる緑
…あったや
💚
その言葉は…届いたかな…
ur………ん
u………さん
urtさん………
urた………ん
💛
いて…っ
💜
💛
涙混じりのくっそ汚い声してんな
よく見えないけど…これは…
💚
💜
💜
💛
一気に騒がしくなった場に、沢山の友達の声が聞き取れてほっとする
てことは俺…助かった、のか…？
未だに残るガソリンと血の臭いに思わず鼻を歪めた
💜
💜
smくんがそっと手を撫でてくれてる
んー…痛い、か
💚
💚
包帯でも巻いてんのか？？
てかさっきから何なんだ？
こんなに沢山の声がするのに、あいつの声が聞こえない
💚
ｷﾝ―
突如の静けさ
今なら五月蝿い心臓の音が部屋の隅に居る奴にも聞こえてしまいそうだ
違和感と不安で胸が痛い
頭が重い
倒れてしまいそうだ
息が出来ない―
ﾄﾝﾄﾝ
肩に、手が乗る
優しく、撫でてくれる
『urさん、落ち着いて』
💚
♡
♡
聞こえてきたのはmfの声だ
怖くなって思わずsktの手に縋る
するとsktの手が、頭に移った
優しい仕草に安心して、次の言葉も容易に受け止められた
♡
俺は目が見えなくなり
sktは声が出なくなる
事故後、俺らは歌い手を引退した
声優も歌い手も、決して永続可能ではない
なら相棒―恋人―と共に辞めてしまってはどうだろうか
そう考えたのだ
sktと俺は、お互いが居ないと今は生活が出来なくて
お互いを頼りながら今は生活している
朝、目が覚めるとsktは俺の手を引いてリビングへ連れて行ってくれる
そのまま食卓につき、｢ありがとう｣、｢美味しい｣、｢大好き｣と告げる
sktから言葉は貰えないのは知っているから、その分たんと撫でて貰う
前みたいにキスやハグをしてはくれなくなったけど
俺が目が見えないから怖がるだろうと多分、してくれないんだろうな
目が見えない俺はスマホも弄れないし、何ならテレビの画面だって見れないし
1人で生活も出来ないし
でもsktが居れば十分かな、なんて
あの事故はかなり酷かったはず
俺もsktも生きていれただけで奇跡
十分なんだ
この前、mfが教えてくれた
『事故前に冷たくしてしまった時期があったよね
本当にごめんなさい
でも、urさんのこと愛してるのに1ミリの嘘もないから、これから先、一緒にいて欲しい
事故に遭ったのは僕に巻き込まれたせいやから責任をとる形で一生償っていきたい』
そう、sktが言ってるって
…そう、sktが言ってるって
……そう
💚
俺がそう呟くと、横でsktが身動ぎした
💚
💚
💚
『大丈夫だーって』
優しく撫ぜる頭の上の手
擽ったくて、少し後ろに仰け反った
ﾋﾟｯ＿
💚
消さなきゃ―…
ﾋﾟｯ
ｷﾞｼｯと座っていたソファが軋んで、
腕を優しく背中に回される
💚
―やっぱり
♡
💚
skt、と言おうとした言葉は、友人の名前にすり変わった
♡
♡
♡
♡
♡
💚
ぎゅーっと強められた抱擁に彼奴を思い出して涙した
『urさ〜んっ』
『わっ…ちょっ、やめろよっ』
『うへへ～』
『俺がかまってすると、うざがるくせに…』
『urさんは優しいからね～
僕が抱き着いたら、振り払えないでしょ？w』
『ursk仲ええなぁ』 『もう勝手にやっとけw』
眠くなると甘えたなskt
料理や家事下手くそで、俺に全部任せてたskt
ハグやキスは1日1回は絶対すると豪語してたskt
💚
俺は…―
💚
💚
💚
♡
♡
♡
💚
💚
俺が泣いてばかりいたら
彼奴もきっと泣いてしまうから
でも少し、甘えたくて
sktのものだと長らく錯覚していたmfの手を、強く握った
…決して違うし、何度も握ったsktの手じゃないってこと、
例え目が見えていなくても、分かっていたはずなのに
ﾟ ･ * : . ｡ . . : * ･ﾟ . : * ･ﾟ
゜ﾟ * : ｡ . ｡ : *ﾟ
･ . ｡ * ･ . ｡ *
💚
💚
💚
💚
💚
💚
💚
💚
💚
💚
なぁ、skt？
俺は地面にそっと伏した
汚いやろって言うかな、skt
でも立ってたら、お前の近くに居れないから
少しでも傍に感じてたいんだ
…本当に居なくなる奴は、何も言えない
なら、この10年間、死にたい苦しいと嘆けていた俺は、幸せだったってことかな…
目を開けて、仰向けになる
あの時と同じ、青空と白い雲
胸元に手を置くと、赤色のペンダントがカチリ、と音を立てた
💚
…ペアネックレスなんて、買うんじゃなかったな
コメント
4件
なんて感動的な話なんだ……っ!!! 坂田さん死んで欲しくなかった…
感動です(´TωT｀) ((語彙無し)) 私がskさんとurさんの身代わりにっ！
ハルジオンの花言葉 ｢追想の愛｣＝昔の愛を思い出しながら涙する ((言えない。まさかこれを、この前の放送のアルティメットチキンホース見ながら書いたなんて…w
