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回想
歩美
りる
歩美
彼女はそれだけ言った
勝手に「しんどいんやろ?」と決めつける奴らとは違って
それだけ言ってそばにいてくれた
それが初めての会話だった
嬉しかった
それなのに…
朋哉
朋哉
歩美
りる
朋哉
りる
心臓の音がうるさかった
朋哉
朋哉
朋哉
歩美
彼女の目元は
今にも大雨が降りそうな雲だった
しかし
小雨だけ降らせて
あとは何ともなかった
雷が落ちることも それ以上雨を降らすことも 晴天になることも
それっきりなくなった
りるは何もできなかった
りる
歩美
りる
りるはなんて返事を聞きたかったんだろう?
あの時、歩美ちゃんは
何してくれたっけ?
りる
歩美
りるにはわかる。
それは…
りる
の笑顔
りる
歩美
りる
わかってた
一生懸命につくった嘘の笑顔を見抜かれるのが嫌いだった
心配されるのが苦手だった
歩美ちゃんは自分のことを知ったつもりでいられるのが好きじゃない。
りるは
それを知らなかったし、 今でさえ何も知らない。
りる
歩美
歩美
歩美
りる
りる
りる
りる
りる
りる
3月4日
歩美
歩美
りる
今日
りる
応答なし
りる
りる
歩美
りる
りる
歩美
りる
歩美
りる
歩美
りる
りる
歩美
歩美
りる
りる
歩美
歩美
りる
歩美
りる
りる
歩美
りる
歩美
りる
歩美
〝壊れてしまわんか、心配で。〟 〝体も。心も。〟
りるも先生も
私が優しくされると
泣いてしまうこと
本音を言うと
泣いてしまうこと
知らないんだなぁ
歩美
りる
歩美
りる
歩美
歩美
りる
歩美
歩美
りる
歩美
歩美
りる
歩美
歩美
りる
歩美
りる
りる
歩美
歩美
りる
歩美
りる
りる
りる