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君は僕のヒーローだ
青
青
青ママ
消防士
青ママ
青
消防士
桃
青
消防士
桃
青
桃
青
消防署だと思って(無理がある)
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
青
それから僕はほぼ毎日消防署に通った
青
桃
消防士
青
そのおかげで他の消防士さんとも仲良くなった
桃
青
桃
僕はいつの間にか桃くんに好意を抱いていた
青
桃
青
桃
青
桃
年齢の差が開いた片思いは辛かったけど、こんな楽しい日常が続くといいな
なんて願った
でも、神様はいつでも残酷なんだ
僕が消防署に通い始めて半年ほど経ったとある日
ウゥーー
夜中に消防車のサイレンが聞こえてきた
桃くんも出動してたりするのかな
なんて思いながら眠りについた
次の日、僕は何気なく、放課後いつも通りに消防署へ向かった
青
消防士
青
青
この消防署は僕の高校からそこそこ近い
だから任務でいないのだとすれば学校にいるときに サイレンが聞こえてくるはずだ
消防士
青
僕は佐藤さんからの突然の告白に耳を疑った
"桃くんが死んだ"
その言葉はガラス片になり僕の心に突き刺さった
話によると昨日の夜の火事で、取り残された人を助けようと 燃えている家に突っ込んだらしい
取り残されていた人が救出されたところで家が爆発したそうだ
青
僕は消防署の前を通る人の視線なんか気にせず赤ん坊みたいにわんわん泣いた
この恋が叶わないものなんて初めから分かってた
でも、だからこそ、桃くんと毎日笑えるだけでよかった
幸せだったのに
消防士
青
涙が止まりかけ、嗚咽を漏らす僕に佐藤さんが何かを渡す
青
消防士
消防士
それは、"桃より"と書かれた封筒だった
消防士
青
消防士
そう佐藤さんは帰り際に言ってくれた
青
青へ ちゃんと読んでくれてますか? さて、この手紙を青が見ているという事は俺はもうこの世には いないのでしょう 青も知っての通り、俺はピンチの人とか困ってる人を 放っておけない性格です だから青を助けた時みたいに炎の中に突っ込んで行って死ぬとか あると思ったから、年上だけど佐藤さんに預けてみました笑 俺がこうやって青に手紙を書いている理由は他でもありません 青、好きだよ
青
本当は俺の口から言いたかったんだけどね でもそうしたら青も戸惑ってしまうと思うし、 もし仮に付き合えたとしても、消防士って命を懸ける仕事だからさ いつ死ぬかなんて分からないんだ 青が初めて俺に会いに来たときのこと覚えてる? 俺ね、あの時からずっと青が好きだったよ ちょっと幼いところとか、顔も仕草も性格も可愛くて だから毎日会いに来てくれるのすっごく嬉しかったんだ 置いてっちゃってごめんね、でも青には俺の分も頑張って生きて欲しい 俺ね、まだ生きてるのになんでこんなこと書くんだって感じだけど この人生に満足してるんだ。 いつ死んでも後悔ないくらいに だから青も残りの人生を後悔ないように生きて欲しいな いつか迎えに行ってやるから それまで悔い無く、青なりに生きてくれ またな 桃より
青
青
青
青
それから僕は一気に進路変更をして、桃くんの後を継いだ
<ピーッピーッピーッ
<〇〇市〇〇町〇〇-〇〇-〇〇にて火事発生
消防士
青
女性
女性
消防士
青
消防士
青
消防士
青
青
女性
青
ゴオォォォ
青
青
女性
ドカーンッ
消防士
パチパチ
あぁ、体が熱い
???
青
誰....?
???
青
桃
青
桃
青
桃
桃
青
もう、絶対に離さない
大切なものを、失わないように
ℯ𝓃𝒹