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お姉ちゃん!!
嫌だ、、、行かないでッ!! 行かないで!!!!!
一期
お姉ちゃん…、、、お姉
ちゃん…、、お姉ちゃん ─────
一期
一期
絶対… ?
約束、だよ…?
一期
私は夢を見ていた、のだろう。 目には大粒の涙が零れ落ち、手は上を向いていた。 時計を見ると、朝の5時前だった。空もまだ暗く、まだ街の営みも盛んではない頃だ。
一期
現実に目覚めた私は、頬に手を当てた。涙の跡がしみて少し冷たい。
私は3つ上の姉がいた。 だけれど不良の交通事故で亡くなった。さっきの夢も、まだ悲しみの余韻が残っているから見たのだろう。 でも、思ってしまった。 夢の中でお姉ちゃんはいなくなってしまって、現実ではまだ生きているんじゃないのか、と。
そして私は、急いで姉の仏壇がある部屋へ向かった。
一期
確かにそこには、姉の美しい笑顔が静寂の中に映っていた。 私は肩を下ろしてそのまま居座った。
一嘉
一期
思わず驚いてしまった。 私の妹・一嘉(いちか)は私の声にそっくりで、まるで私の声をそのまま鏡に反射したようだった。
しかもお姉ちゃん、と言われると余計に。
一嘉
一期
そしていちかは何となく私の状況を察したらしく、口喧嘩にならずに済んだ。
一嘉
一期
一期
一嘉
声は似ていると言えど、性格は真逆でいちかは冷たい。
一嘉
一期
そして私は姉のもとを離れた。 今は朝の6時30分頃。
始業式もあるからちょうどいい時間かな。
私は片手に新種のパン・いちごパンを持って家を出た。
朝のあの夢はなんだったのかな。少しずつ記憶が薄れていく。 そして目覚める前、何か叫んだような──────
朝の眠さもあり、ぼーっとしながらいちごパンを食べる。
一期
そこには足を怪我していた女の子がいた。 立っているな、、。
一期
有羽
まさかの反応だった。 あ、あれれ笑笑
一期
そうこうしている内に学校につき、クラス発表があった。
私は今年から2年生だ。
一期
一期
一期
2-Bの教室に入る。
人見知りであることもあるため、ガヤガヤとした声があまり好きではない。
一期
もちろん、誰も返してくれるはずがない。
1人で席に座る時、その騒々しい声がより大きくなっていた。
なんだろう、?!
女子A
女子B
女子C
そういう事か。
初日からあまり良いことが無いから、気分もあまり良くなかった。
一期
私がため息をついた時、
まるで妖精のような、一瞬で引き寄せられるような美しい香りが漂った。
一期
…はようございます
ひめか
意識を取り戻すと、 その少女が私に向けて挨拶をしていた。