ざつ
ざつ
ざつ
ざつ
ざつ
ざつ
なんだ、参加者は10人だけか…
安心して、まだあの計画は実行できる
そうだといいんだけどね
それじゃあ、一人ずつ情報をインプットするよ?
うん、わかった
・・・
寝てた…?
こはね
嫌な夢を見ていた気分だ
周囲に誰かいないか私は見まわした
いない…?
なんか動かないと気が済まない…
ここがどこか知るためにも、少し歩いてこようかな…?
あれ、起きてたんだ
こはね
ひとみ
ひとみ
こはね
ひとみ
ひとみ
こはね
ひとみ
超高校級…?
そ、そうか…少しずつ思い出してきた
それにこの人…ひとみさんは探偵なんだ…
こはね
ひとみ
こはね
…
思い出せない
こはね
ひとみ
そ、そこ軽く受け流すところ…!?
ひとみ
こはね
ひとみ
こはね
私は体育館を後にした
私はただそこらへんをぼんやり歩いていた
本当は探索する気なんてなかったのかもしれない
ただ、ただただ歩いて気を紛らわせたかっただけ
出口にたどり着けば、出ればいいだけ
いてっ!
誰かとぶつかった気がした
そこで私は意識をはっきりさせた
こはね
あすか
こはね
なんだか見覚えがある顔だな…
とてもきれいな人だな、
あすか
あすか
こはね
あすか
こはね
あすか
こはね
あすか
こはね
あすか
ああいう感じに他の人と会うのか…
初っ端からすごい人に会っちゃったし、他もそんな感じなのだろうか
私は周囲を見渡しながら探索ついでに人を探した
くかー…
すぴー…
何の声…?
私はその声のする方へ警戒しつつ行った
ふる
…
そこには壁にもたれかかって寝ている人がいた
こはね
こはね
私はなぜか小さな声で彼に問いかけた
ふる
私の声に気づいたら彼は今にも寝ちゃいそうな声で返事をした
ふる
ふる
ものすごい速さで彼の眠気は冷めてしまったようだ
こはね
ふる
でも、さっきの人はそんな事なんも言ってなかったはず…
こはね
ふる
こはね
ふる
ますます状況が分からなくなってきた、どういうことだ…?
こはね
ふる
なんだか、感じが悪い人だ…
ふる
こはね
ふる
ふる
け、研究? 嫌な響きだな…
こはね
ふる
こはね
正直言って気まずかったし、逆にありがたい…?
私は彼の言葉に従い、この場を後にした
ふらっと歩いてきて最初にたどり着いた部屋
椅子や机がたくさん並んでいる
ここは何の部屋だろうか…
みどり
こはね
みどり
こはね
みどり
丁寧にしゃべる子だな…
みどり
こはね
みどり
みどり
こはね
みどり
遠まわしに信用してないって言ってない…?
食堂…色々ありそうだな…
私は厨房の方へ行ってみた
厨房は思ったよりも狭かった
そこにはいくつかの冷蔵庫、食材があった
こんなにあって何に使うのか…
特に変わったところはないかな
私は厨房から出て、他のところの探索に行った
食堂から出た後、私は昇降口にたどり着いた
出口だ!!
私は心の中で喜んだ
それとは真逆に、奥から言い合っている声が聞こえる
正直いい感じはしないが、そこを通らないと出口にはたどり着けないから 私は行くことにした
はっ~~~~~~…!
何回やっても開かないに決まってるでしょ!
あ、いや…お前ならいけるだろうと思って…
この貧弱が!少しはあたしに感謝することね!
こはね
ねん
ねん
こはね
かおる
こはね
ねん
閉じ込める
私は何かの勘違いであってほしいと願った
自分たちが閉じ込められてる…?
この学園の中に
本当に閉じ込められてるとしたら家や家族
これからの生活はどうなってしまうのか
不安がよぎった
かおる
こはね
私は無理やり自分を納得させた
こはね
こはね
ねん
かおる
ねん
かおる
この二人の距離がやたらと近い気がするのは気のせいだろうか…
ねん
こはね
双子だったのか…じゃあ納得…?かな
かおる
こはね
ねん
こういうのって案外受け流せるものなんだな…
こはね
こはね
学園…
学園らしい部屋…
私は少し、探索するのに楽しさを覚えていたのかもしれない
私はとある部屋に入った
保健室だ
そこに誰かいないか私は探してみた
誰か一人は調べているだろうと思ったからだ
ガサガサ
私の考えは当たっていた
ガサゴソ
やっぱり人がいる、でも何をしているのか?
私は気になって音のする方へ近づいた
こはね
好奇心からか、すぐに声をかけてしまった
ふじき
こはね
ふじき
どうやら薬品を漁っていた様子
もしかしたら、変なことに使うんじゃないかと思ってしまった
こはね
私には止めることができるかどうかわからない
とりあえず私は彼に聞いてみた
ふじき
ふじき
意外な答えが返ってきた
こはね
こはね
ふじき
ふじき
こはね
警察なら…と納得してしまう自分がいた
こはね
ふじき
こはね
保健室を探索しようと思ったが 彼に任せることにして私は別のところを探索することにした
入った瞬間、声が聞こえた
わっ~すごい!!
こんなにたくさん道具があるよ!
これ全部使っちゃっていいのかな…?
そこには道具を見てなにやら嬉しそうな女性の姿があった
ことは
こはね
ことは
別に私は良いと思うけどな…
ことは
ことは
こはね
見た感じ、ここは美術室ぽいし、それで盛り上がってたんだろう
こはね
ことは
こはね
ことは
こはね
ことは
こはね
ことは
軽く、話した後 美術室を探索し終わり、その場を離れた
かなりの数の人と会ったような気もするが
まだいるのだろうか
私はふらふらとただまっすぐに進んでいった
その瞬間
後ろから声をかけられたような気がした
あ、あのっ…
私はとっさに後ろを向いた
こはね
きくね
突然心配され頭が真っ白になった
こはね
きくね
彼女が心配していた理由がすぐにわかった
この人も最初、体育館にいた人なんだ…
こはね
きくね
きくね
こはね
きくね
こはね
私だけって変だな…
記憶が曖昧なのも関係あるのだろうか…
きくね
きくね
こはね
きくね
こはね
ピンポンパンポーン!!!
私の相槌をかき消すような放送が流れた
おまいら~~!!
体育館にお集まりください!!
待ってま~~す!!
…
こはね
きくね
きくね
こはね
私たちは指示に従い、体育館へ向かった
…
そこには重苦しい空気と何故呼ばれたのかわからないという顔を している人がほとんどだった
どうやらまだ全員来て居なく、私たちは待つことにした
待っている間にぞろぞろと人が来て、全員集まった
それと同時に衝撃的なことが起きた
お集まりありがとうございます!!!
皆さま!ゲームに参加していただき心から感謝しております!!!
ゲーム…?
一瞬自分の耳を疑った、でも確実にゲームと言ってた
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
誰もが言葉を失った
一体何が起きているんだ…
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
コロシアイをしてもらいま~す!
コロシアイ…?
誰もがそう呟いてしまった
黒幕ちゃん
は…?
今、出られるって…
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
おしおきネ!!
ひとみ
ひとり、彼女がそう黒幕に聞いた
黒幕ちゃん
処刑だよ!ショ・ケ・イ!
処刑…!?
黒幕ちゃん
絶望する私たちをしり目に黒幕となのる人物は私たちに何かを手渡した
小型のコンピュータ?みたいなものだった
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
こんなに小さいのに色々な機能があるんだ…
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
むしろ教えてもらわない方がましだ…
もしかしたらもう殺人を企んでいる人だっているかもしれない…
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
黒幕ちゃん
そう言い残し、黒幕は消えてしまった
ねん
あすか
ふる
こはね
ふじき
みどり
ことは
ひとみ
ひとみ
私も含め、みんな頷いた
ひとみ
ひとみ
そう言い残し、ひとみさんはこの場を去った
ふる
その後ぞろぞろと人がいなくなっていった
きくね
きくねさんは振り絞るような声で私を誘った
こはね
私は彼女の言葉に従い、この場を後にした
私たちは個室へ意向としている最中
見たことない階段があることに気づいた
こはね
きくね
こはね
きくね
結局下の階が何だったのかわからず、そのまま個室へ行った
机に椅子、ベッド、ロッカー
入った瞬間、最初にそれらが目についた
ロッカー、何があるのだろうか
個人的には服が入ってるのだろうと思うけど…
開けてみたら同じ服が何着もあった
黒幕はこれをどう調達したのか…それが一番気になった
他に何かないかと思い部屋を調べていたら 浴室があった
軽くシャワーでも浴びてこようかな…
シャワーを浴びた私は眠りについた
情報のインプット成功…
これで一回目の計画が進められそうだね
確か、「才能がある人ほど狂いやすいんだっけ」
…少なくともわたしがそれを立証しなければならない
まず、あれを動機にしようと思うんだ
あれって?
テスト:0_001、これだよ
それってほぼ不可能なんじゃ…
本当はあの子たちの命を無駄にしたくない…
でもあの子たちが志願したんでしょ?
それもそうなんだけど、あの子たちの行動によるね…
この絶望の計画は何としてでも止めないといけないし、行われなきゃいけない
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!