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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

炎の上がる地点到着

そこは商店街の一角であるにも関わらず、いつもの様な活気は消え恐怖と焦げ臭い黒煙が立ち込めていた

酒井 龍斗

これは……ひでェな

白上 伶夏

誰か戦ってるみたい!

周辺からは悲鳴が聞こえ多くの民間人が炎がら逃げている……

ドゴォォォッッ!!

しかし、明らかに聞こえる戦闘音

炎の異能力者

グガァァァァァァ!!!!!

???

心刀流……

炎の異能力者が全身に炎を纏いながら巨大な火球を男に向かって飛ばす

???

「斬麟」(きりん)ッッ!!

男は手に持った一本の刀を振り上げる

男は自身に向かう巨大な火球に太刀を入れたかと思えば火球を真っ二つにしてみせた……

酒井 龍斗

おぉ〜すげェ斬ったぞ

白上 伶夏

関心してる場合じゃないよ、

???

はァ……はァ……クッ……

白上 伶夏

結構押されてる、加勢しよう

酒井 龍斗

そうだな、行くぞアレやってくれ

???

心刀流ッ……「斬麟」ッッ!!

???

はァ……はァ……クッ……

不味いな……隙がない

炎では近付く事も……

酒井 龍斗

おい、兄ちゃん!

???

……ッ!?誰だ君達は……ッ

白上 伶夏

後は私達に任せて

何だ……この2人組……少女がコイツと戦うと言うのか……

男の目の前には手に鉄の装甲を纏う男と華奢な少女の2人組……

全身から炎の吹きでる恐ろしいこの異能力者に堂々と立ち向かって見せたのだ

なんだ……この2人の覇気は……

炎の異能力者

がァァァァ!!!!!

炎の異能力者は手をかざして炎を酒井と伶夏に放つ……

酒井 龍斗

オイオイ、どーするんだよ……

白上 伶夏

大丈夫、

白上 伶夏

異能力……精製ッッ窒素、二酸化炭素

伶夏が手を前にかざし男の炎に立ち向かんばかりに堂々と立つ

すると……

炎の異能力者

…………ッッ!!??

???

なッッ……!?

炎が伶夏達に到達する5m程前で一瞬で巨大な炎は消え去った

酒井 龍斗

おおォ〜そう言う事か!

白上 伶夏

窒素と二酸化炭素の壁は……

白上 伶夏

炎は越えられない……

???

なんて事だ……

???

君達!気を付けたまえ!

???

奴は異能力の暴走者だ!

酒井 龍斗

やっぱりか……

酒井 龍斗

これァちとめんどうだぞ

白上 伶夏

暴走……??

酒井 龍斗

後で説明してやる、今はコイツは常軌を逸脱した異能出力を出すかも知れねェって事だけ覚えとけ

白上 伶夏

……りょうかい

炎の異能力者

グガァァァァ……ッッ

ダッッッ……!!

男が覚束無い足取りでこちらに走って来る…………

酒井 龍斗

まァ遠距離がダメなら突っ込んで来るだうな……どうする?

白上 伶夏

大丈夫……もう罠は張った

白上 伶夏

異能力……精製、鉄……ッッ!!

酒井と伶夏を守るように鉄の壁が展開される……

炎の異能力者

グガァァァァッッ!!

白上 伶夏

そんな全身燃えた身体で"そこ"に踏み込んだら……

ドカァァァッッン!!!

男が近付くと、瞬間大爆発を引き起こす……

白上 伶夏

予めガスを精製して置いたの

酒井 龍斗

怖ェ…………

???

なんだ……何が起こって……

???

あの大爆発は……彼女がやったのでしょうか…………

白上 伶夏

しばらくは動けないはず

白上 伶夏

龍斗、今のうち

酒井 龍斗

あ?えっ?アァ……

酒井 龍斗

……っと

酒井は少し力を入れ跳ぶ

炎の異能力者

グッ……ゴハッ……ゴハッ……

酒井 龍斗

お前……よく生きてたなァ…………

酒井は動けない男の首元に手刀を入れる

白上 伶夏

……ミッション完了

誇らしげにそう小さく呟く

そっと精製した鉄の壁を消す

白上 伶夏

いえーい

酒井 龍斗

お、イエーイ♪

ハイタッチをする

???

あんなに軽々と……

???

暴走して一時的に異能力ランクは上昇してたはず……出力から……Aか、A+

男は2人に駆け寄る

???

…………ッッ

???

君達……ッッ大丈夫だったのかね!?

酒井 龍斗

お、大丈夫だったか兄ちゃん

白上 伶夏

私は大丈夫、平気

白上 伶夏

あ、貴方……見た事ある

???

わ、私がかい?

白上 伶夏

東能高の先生、3年の

???

なッ……君、東能高の生徒だったのか……!?

???

あ、申し遅れた……

???

私は東能高3年C組担任の
相崎 蒼太郎(あいざき そうたろう)
と、言う者だ、この度私の力が及ばない為に危険な所お救い頂き感謝する……

酒井 龍斗

いえ、そんな畏まらなくても

相崎 蒼太郎

失礼を承知で聞くが、貴女は何年生で?

白上 伶夏

私……?1年の伶夏です

相崎 蒼太郎

あの力で1年とは……

相崎 蒼太郎

今年の1年生は化け物揃いと聞いたが本当だったのですね……

酒井 龍斗

今回俺何もしてねェ〜〜

白上 伶夏

炎は私と相性が良いから……

相崎 蒼太郎

この恩、いつか返したい
伶夏さん、覚えて置きます

相崎 蒼太郎

本来、教師として私が倒せておかねばいけない相手を肩代わりしてくれたばかりか命まで助けて貰ったと言うのに

相崎 蒼太郎

今、何も出来ない事を詫びる

白上 伶夏

そんな……大丈夫ですって……

酒井 龍斗

げっ……野次馬も異能力政府の奴らも来たな……逃げるぞ

白上 伶夏

う、うん!

酒井 龍斗

こいつの後処理頼んでいいか?

相崎 蒼太郎

ええ、もちろん

酒井 龍斗

ありがとう

酒井 龍斗

伶夏、掴まれ、行くぞ

白上 伶夏

うん、

伶夏が酒井に掴まる

ドォォォンッッ!!

相崎 蒼太郎

なんッッ!?

酒井は伶夏を抱え跳んで行ってしまった

相崎 蒼太郎

あの身体能力……

相崎 蒼太郎

ふふ、嵐の様な人達でしたね……

白上 伶夏

…………誰か忘れてる様な……

酒井 龍斗

ん?なんの事だ?

白上 伶夏

あ、緋彩ちゃん……ッ

酒井 龍斗

…………あ

この後めちゃくちゃ謝った

白上 緋彩

椎乃咲さん……椎乃咲さァん……

椎乃咲 桜

はいはい、不安だったよね〜

事件を聞き付けて来た緋彩と椎乃咲は合流していたのであった……

suzu_ria

お久しぶりです皆様

suzu_ria

お読み頂きありがとうございます!

suzu_ria

私の作品を見てくれてるフォロワー様が私は大好きです!

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suzu_ria

2話位私の小話が無かった訳ですが今回から物語の最後に移動して再開です

suzu_ria

異能力の暴走……あるあるだよね、この暴走がストーリーとどう絡んで来るか見物ですね……

suzu_ria

今日は沢山投稿する予定です!
お楽しみに〜〜!

東京ミッドハート0

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